幸せな日々を君と

清木場俊介の通算17枚目となるシングル『幸せな日々を君と』（しあわせなひびをきみと）は、2014年5月21日に世に送り出されました。前作『again』以来およそ1年半ぶり、そして2014年のリリース第一弾として発表された本作は、ファンの間で大きな注目を集めました。

特筆すべき点として、このシングルは2011年に発売された『桜色舞うころ/メロディー』以来となる、シングルとしては比較的珍しい単一形態でのリリースとなりました。また、清木場俊介がソロアーティストとして発表してきた楽曲群の中で、初めて明確な「ウェディングソング」として制作された作品としても位置づけられます。

CDパッケージの発売に先行して、表題曲「幸せな日々を君と」はデジタル配信でも提供されました。2014年3月8日より、同月5日に発売されたベストアルバム『唄い屋・BEST Vol.1』のプロモーションも兼ねて、主要着うたサイトであるレコチョクや、清木場俊介の公式モバイルサイトを通じて先行配信が開始され、発売前から楽曲を耳にする機会が設けられました。

本作には、心温まるメッセージが込められた表題曲を含め、以下の3つのトラックが収録されています。

幸せな日々を君と [収録時間: 6分43秒]
作詞・作曲はシンガーソングライターである清木場俊介本人が手掛け、編曲は著名な音楽プロデューサーである武部聡志氏が担当しました。
この楽曲は、ABC朝日放送で放映されていたバラエティ番組『今ちゃんの「実は…」』の2014年5月度エンディングテーマとして採用され、番組を通じて多くの視聴者の耳に届けられました。
「幸せな日々を君と」が誕生した背景には、清木場俊介の親しい友人で、彼の音楽活動において作曲面などでサポートを行っている川根来音氏の結婚という、プライベートな出来事がありました。親友の新たな門出を心から祝福する気持ちが、この感動的な楽曲の創作へと繋がったのです。
実は、この曲はシングルとして正式にリリースされるよりも以前、2011年末に開催された清木場俊介のライブツアー『CHRISTMAS CONCERT 2011 LOVE SONGS FOR WOMEN』の中で既に披露されていました。当時の観客からは大きな感動が寄せられましたが、残念ながらこのコンサートの模様を収録した同名の映像作品には含まれていなかったため、ファンの間では待望の音源化となっていました。満を持してのシングル収録となりました。

名も無き花 [収録時間: 3分39秒]
この楽曲は、清木場俊介が作詞を、そして川根来音氏が作曲を手掛けた共作によるものです。
現時点において、この「名も無き花」は本シングルにのみ収録されており、清木場俊介のこれまでに発表されたオリジナルアルバムには未収録となっています。

幸せな日々を君と -instrumental- [収録時間: 6分41秒]
表題曲である「幸せな日々を君と」の、歌唱パートを含まないインストゥルメンタル・バージョンです。

商業的な側面を見ると、本作は発売後に良好なチャートアクションを示しました。特に、2014年6月2日付のオリコン週間シングルランキングにおいては、初登場で16位という順位を記録しています。

なお、このシングルに収録されている表題曲「幸せな日々を君と」は、後にリリースされた清木場俊介のオリジナルアルバム『MY SOUNDS』にも改めて収録され、アルバムを通じて再び多くのリスナーに届けられています。

このシングルに関するより詳細な情報については、清木場俊介のオフィシャルウェブサイトなど、複数の外部リンクからアクセス可能であることが示されています。また、制作背景や関連事項に関する補足的な情報が脚注として存在することも確認できます。

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