幸福航空

幸福航空（こうふくこうくう、英: Joy Air）は、中華人民共和国陝西省西安市に本社を構える航空会社です。正式名称は幸福航空公司といい、西安咸陽国際空港をハブ空港としています。

概要

2008年3月、中国航空工業第一集団が95%、中国東方航空が5%を出資する形で設立されました。設立時の資本金は10億元です。当初より、中国国産機材を積極的に導入する方針を掲げており、MA60ターボプロップ旅客機を導入しました。さらに、中国製の新型ジェット旅客機であるARJ21も発注し、今後8年間で100機まで増やし、中国国内のローカル路線に就航させる計画を進めています。地域航空の発展に貢献することが期待されています。

コードデータ

IATA航空会社コード：JR
ICAO航空会社コード：JOY
コールサイン：Joy Air
中国語コールサイン：幸福(Xìngfú)

保有機材

現在、幸福航空が保有する機材は以下の通りです。

B737 - 1機
MA60 - 6機 (引退済)

かつてはMA60型機を運用していましたが、現在は退役しています。今後はARJ21などの新型機材に切り替えていく方針です。

事故

2015年5月10日、幸福航空JR1529便（MA60型機）が、義烏空港発福州長楽国際空港行きとして運航中、福州長楽国際空港に着陸後、機体が滑走路から右に逸脱し、脇の草地で停止する事故が発生しました。この事故により、機体の主翼が大きくねじれ、胴体も破損、プロペラが地面に接触するなどの大きな損傷を受けました。インターネット上では、事故原因としてタイヤのパンクが指摘されていますが、詳細は不明です。乗客45人のうち7人が負傷しました。中国当局が事故原因を調査中です。この事故は、幸福航空の安全管理体制に対する懸念を呼び起こしました。

参考文献

幸福航空有限公司（中国語）

外部リンク

幸福航空有限公司（中国語）

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