西安咸陽国際空港

西安咸陽国際空港（せいあんかんようこくさいくうこう）は、中華人民共和国陝西省咸陽市渭城区底張鎮に位置する国際空港です。

概要

陝西省の省都である西安市の北西部に位置し、IATA空港コードはXIY、都市コードはSIA、ICAOコードはZLXYで、総面積は500ヘクタールに及びます。1989年に中国民航が分割された際、当空港は中国西北航空のハブ空港でしたが、2002年秋に中国東方航空に統合され、中国東方航空西北公司となりました。また、海南航空も当空港をハブ空港としています。中国西北地区最大の空港であり、西部大開発の進展とともに観光客数、貨物取扱量ともに増加の一途を辿っています。

歴史

• - 1984年：国務院と中央軍事委員会が、空軍の咸陽飛行場跡地に大型民間空港を建設することを決定しました。
• - 1987年8月：第1期工事が着工されました。
• - 1991年9月1日：第1期工事が完成し、開港しました。同時に、西安西関空港は閉鎖されました。
• - 2000年8月：第2期工事が着工されました。工事費用の一部は円借款で賄われました。
• - 2003年9月16日：第2期工事が完成しました。
• - 2007年9月12日：約3年間閉鎖されていた旧ターミナルが第1ターミナルとして再利用され、中国南方航空系列社（中国南方航空、廈門航空、四川航空、重慶航空）のカウンターが移転しました。その他の航空会社が運行する国内線、および国際線は、全て第2ターミナルでの手続きとなります。

計画段階では、年間離着陸回数10万回、年間旅客量1000万人、貨物取扱量13万トンを見込んでいました。2004年には、年間離着陸回数は77,655回（中国国内第9位）、年間旅客量6,362,409人（中国国内第9位）、貨物取扱量は73,368.8トン（中国国内第15位）を記録しました。

旅客ターミナル

現在、第1、第2、第3の3つのターミナルがあります。

• - 第1、第2ターミナル

主に以下の航空会社の国内線が利用しています。
海南航空、天津航空、首都航空、祥鵬航空、北部湾航空、ウルムチ航空、福州航空、長安航空、桂林航空、深圳航空、中国国際航空、山東航空、昆明航空、大連航空、チベット航空、青島航空、幸福航空、貴州多彩航空、春秋航空、九元航空

• - 第3ターミナル

主に以下の航空会社の国内線、および全ての航空会社の国際線が利用しています。
中国東方航空、中国南方航空、上海航空、中国聯合航空、四川航空、華夏航空、瑞麗航空、河北航空、成都航空、廈門航空、吉祥航空、奥凱航空、長竜航空、江西航空、東海航空

就航都市

多数の国内都市と国際都市を結んでいます。詳細な就航都市については、各航空会社のウェブサイト等で確認ください。

• - 国内線

中国航空系列、東方航空系列、南方航空系列、新華航空系列、格安航空会社など、多数の航空会社が就航しています。

• - 国際線

アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど、各方面への便が運航されています。

アクセス

西安市中心部から約47キロ、咸陽市から約13キロの距離にあります。

• - リムジンバス

空港から西安市西稍門CAACオフィス（西安市中心部からやや西側）までリムジンバスが運行しています。

• - 西安地下鉄機場城際線（14号線）

2019年9月29日に機場西(T1、T2、T3)駅が開業し、高速鉄道の西安北駅と接続されました。西安北駅で西安地下鉄2号線に乗り換えることで、市内中心部の鐘楼駅まで約1時間、20元（2019年12月現在）でアクセス可能です。

関連項目

• - 中国西北航空
• - 中国東方航空
• - 長安航空
• - 国際空港の一覧
• - アジアの空港一覧
• - 航空交通管制

脚注

出典の記載は省略します。

外部リンク

• - 西安咸阳国际机场 （中国語）（英語）

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