広小路通 (名古屋市)

広小路通（ひろこうじどおり）

広小路通は、名古屋市内を東西に横断する主要な大通りであり、名古屋を代表するメインストリートの一つです。中村区の笹島交差点から千種区の東山公園前交差点までを結び、愛知県道60号名古屋長久手線の一部を構成しています。沿線は、名古屋の主要な商業・文化施設が集中する地域であり、多くの人々が行き交います。

歴史

広小路通の起源は、清洲越しに遡ります。当初は堀切筋と呼ばれ、東西の短い区間でした。1660年の万治の大火後、道幅が大幅に拡張され、広小路と呼ばれるようになりました。この拡張は、火災からの復興と都市の発展を見据えたものでした。

名称

広小路通は、場所によって異なる呼び名があります。東山公園前交差点から東側は「東山通」と呼ばれ、さらに東へ進むと「グリーンロード」という名称も使われます。また、沿線の町名にちなんで「覚王山通」や「末盛通」と呼ばれることもあります。

特徴

広小路通は、名古屋の東西を結ぶ大動脈として機能しています。名古屋駅周辺から東山エリア、そして東名高速道路の名古屋インターチェンジへと繋がり、日進市や瀬戸市、豊田市方面へのアクセスも容易です。沿線には、百貨店、オフィスビル、飲食店などが立ち並び、活気にあふれています。

交通

広小路通は、名古屋市営地下鉄東山線と並行しており、伏見駅、栄駅、今池駅、池下駅などの主要な駅が沿線にあります。ただし、地下鉄は広小路通の真下を通っているわけではありません。東山線の覚王山駅から東山公園駅までの区間は、広小路通の下を通っています。

イベント

広小路通は、名古屋まつりの郷土英傑行列や中日ドラゴンズの優勝パレードなど、様々なイベントの舞台となります。これらのイベント時には、多くの人々が沿道に集まり、賑わいを見せます。

近年の取り組み

近年、広小路通では、電線類の地中化や遊歩道の整備など、景観改善や歩行者空間の拡充に向けた取り組みが行われています。また、かつて広小路通で見られた屋台の復活を目指し、商店街や行政が協力して様々なイベントを開催しています。

沿線の主な施設

広小路通沿いには、多くの商業施設や文化施設があります。代表的なものとしては、次のものがあげられます。

百貨店（名鉄百貨店、松坂屋名古屋店など）
オフィスビル（中日ビル、名古屋三井ビルディングなど）
ホテル（名古屋東急ホテル、ヒルトン名古屋など）
飲食店（多種多様なレストランやカフェ）

広小路通は、名古屋の歴史と文化が息づく、魅力的な通りです。名古屋を訪れる際には、ぜひ広小路通を散策してみてください。

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