広尾学園中学校・高等学校

広尾学園中学校・高等学校

概要

広尾学園中学校・高等学校（ひろおがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、東京都港区南麻布に所在し、主に自律と共生をテーマにした教育を行う私立の進学校です。通称「広学（ひろがく）」として知られています。この学校は、中高一貫制の共学校であり、開校は1918年と長い歴史を持ちます。設置および運営は学校法人順心広尾学園です。

校舎と施設

学校は広尾駅近くの外苑西通りに位置し、交通の便が良いです。校舎は最新の設備を備えていて、特に体育施設には人工芝のグラウンド、メインアリーナ、サブアリーナ、テニスコートが整備されています。これにより、生徒は様々なスポーツ活動に参加しやすい環境が整っています。

教育改革と進化

2000年代初頭に生徒数の減少が顕著になり、廃校の危機に直面しました。この危機感から、2007年に女子校から共学へと変革を遂げ、インターナショナルコースを新設しました。これにより、生徒に海外の教育に触れる機会を提供し、帰国子女を積極的に受け入れる体制を整えました。その後、文部科学省による「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」に指定されるなど、英語教育に力を入れています。

最新の教育方針

広尾学園では、ICT教育にも積極的に取り組んでいます。2013年には、Googleのコンピューターサイエンス教育支援プロジェクト「コンピュータに親しもう」の第一採択校に選ばれ、iPadやMacBookなどのデバイスを一人一台保持できる環境が整備されています。このような取り組みにより、学生たちはデジタルリテラシーを身につけ、現代社会で必要なスキルを磨くことができます。

沿革

学校の歴史は、板垣退助の妻である板垣絹子によって1917年に設立された大日本婦人慈善会にさかのぼります。その後、1918年に順心女学校が創設されました。1973年には帰国子女教育を開始し、2007年に男女共学化して現在の広尾学園に改称されました。2018年には創立100周年を迎え、この記念すべき年に新たな未来に向けた取り組みをさらに強化しています。

部活動

部活動は非常に活発で、多くのクラブが全国大会や都大会で優秀な成績を収めています。特に、ダンス部や陸上部は顕著な活躍を見せており、剣道部やチアリーディング部も強豪として知られています。音楽活動も盛んで、ブラスバンドは数多くの金賞を受賞しており、文化面でも充実した教育が行われています。

交通アクセス

交通の便も良く、広尾駅4番出口からすぐの位置にあり、都営バスを利用することもできます。他の交通機関を利用することで、都内の主要なスポットとも簡単にアクセスできます。

著名な出身者

この学校からは多くの著名な出身者が輩出されています。作家の江國香織さんや実業家の菅原麗子さん、騎手の古川奈穂さんなどがその一例です。

結論

広尾学園中学校・高等学校は、自律と共生を重視し、時代に応じた教育を提供することで、次世代のリーダーを育成することを目指しています。教育環境や部活動の充実を通じて、生徒の可能性を最大限に引き出すことを重視しています。

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