広島県立文化芸術ホール

広島県立文化芸術ホールについて

広島県立文化芸術ホール、通称「上野学園ホール」は、広島市中区に位置する多目的ホールです。この施設は、地域の文化活動を支える重要な拠点として、さまざまなイベントやコンサートが行われています。

歴史の歩み

1972年に開館した当初、施設は広島郵便貯金会館として設立されました。ホールだけでなく、会議場や宿泊施設もあわせて備えており、当時は広島で最大の多目的ホールとして多くの注目を集めました。ホール内部は、音響に配慮した設計がなされ、1781席の収容能力を誇り、音楽家たちから高く評価されていました。

1991年には新たな郵便貯金施設の完成により、ホール機能に特化した「メルパルクホール広島」という名称に改称され、その後「広島郵便貯金ホール」という名称も併用されました。2006年には老朽化が問題となり、閉鎖の方針が発表されましたが、広島県による取得の後、再び予約が可能となりました。

2007年からは県営の施設として新たにスタートし、地域文化の振興を図っています。

ネーミングライツと管理運営

2007年からはネーミングライツを導入し、広島綜合警備保障によって「ALSOKホール」と名付けられました。その後、学校法人上野学園が愛称を引き継ぎ、現在の「上野学園ホール」となっています。この契約は2024年3月31日まで続きます。

また、指定管理者制度も導入され、度々管理者の入れ替えが行われています。初期は共立と合人社計画研究所の共同体が管理をサポートしましたが、現在は中国放送関連の「RCCホールマネジメントグループ」がその役割を担っています。運営の透明化と効率化を目指し、地域に密着したイベントの開催もすすめています。

施設の詳細

広島県立文化芸術ホールは、1730席の収容能力を持ち、母子室を含む様々な設備が整っています。また、ホールのほかにも会議室、リハーサル室、スタジオ、レストランが併設され、様々なニーズに対応しています。

アクセス

ホールへのアクセスは非常に便利です。アストラムラインの白島駅から徒歩約2分、JR新白島駅からも徒歩約7分という近距離で、周辺には安田学園や広島ホームテレビの本社などがあり、地域の重要なスポットとしても知られています。

まとめ

広島県立文化芸術ホールは、開館以来、多くの文化イベントや市民活動を支えてきた拠点です。豊かな音響と便利なアクセスを備えたこの施設は、今後も広島の文化発展に寄与し続けることでしょう。地元住民はもちろん、観光客にとっても訪れる価値のある場所です。

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