広島県道440号羽出庭三良坂線

広島県道440号羽出庭三良坂線

広島県道440号羽出庭三良坂線（ひろしまけんどう440ごう はでにわみらさかせん）は、広島県三次市内を東西に連絡する一般県道として位置づけられています。

概要

この路線は、三次市内の三和町羽出庭地区を起点とし、そこから東方へ向かい、最終的に三次市三良坂町三良坂地区に至るルートをとります。三次市域の西部から中部にかけてを連絡する役割を担っています。

路線データ

路線の正式な起点と終点は以下の通りです。

起点：三次市三和町羽出庭
具体的には、広島県道52号世羅甲田線との交差点が起点となります。
終点：三次市三良坂町三良坂
終点は、地域の主要な交差点である長田分かれ交差点に設定されており、ここでは国道184号と交差し、同時に広島県道61号三次庄原線上でもあります。

路線状況

広島県道440号羽出庭三良坂線の特徴として、その路線構造の複雑さが挙げられます。特に、1982年（昭和57年）に行われた主要地方道の再編以降、路線の実質的な終点機能は三次市有原町に移ったとされています。

三次市有原町から本来の終点である三次市三良坂町三良坂までの区間は、全線にわたって他の主要な道路と重複しています。この重複区間においては、広島県道440号線としての単独の標識や表示が一切存在しないため、地図情報などがなければ本路線がここを通っていることを認識することは困難な状況です。これは、路線の実際の利用形態や管理上の都合によるものと考えられます。

重複区間

本路線には以下の重複区間が存在します。

国道375号：三次市有原町から三次市石原町までの区間で重複します。
広島県道61号三次庄原線：三次市石原町から終点である三次市三良坂町三良坂の長田分かれ交差点までの区間で重複します。

道路施設

路線上にはいくつかの主要な道路施設が存在しますが、これらも多くは重複区間内にあります。

橋梁
三若橋（みわかばし）：三次市内を流れる美波羅川を渡る橋です。この橋は国道375号との重複区間に位置しています。
トンネル
石原トンネル（いしはらトンネル）：延長363メートルを有するトンネルです。2000年（平成12年）に竣工しました。このトンネルは広島県道61号三次庄原線との重複区間に位置しています。

地理

通過する自治体

広島県道440号羽出庭三良坂線は、起点から終点まで、三次市のみを通過します。市内完結型の路線です。

交差する道路

起点および終点、そして経路途中において、以下の主要な道路と交差、または重複します。

広島県道52号世羅甲田線（起点）
国道375号（重複）
広島県道61号三次庄原線（重複、終点）
国道184号（終点）

沿線

路線周辺には、地域の生活を支える施設などが点在しています。

三次市立川西小学校

関連項目

広島県道の全体像や他の路線について知りたい場合は、以下の項目も参照してください。

広島県の県道一覧

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