広島県道465号川尻安浦線

広島県道465号川尻安浦線

広島県道465号川尻安浦線は、広島県呉市内に位置する一般県道です。瀬戸内海に面した川尻町東二丁目を起点とし、安浦町中央四丁目のJR安浦駅前交差点を終点とする、およそ10.3キロメートルの路線です。この県道は、地域住民の生活や、沿線の観光地へのアクセスを支える重要な役割を担っています。

路線概要

本路線の起点は、呉市川尻町東二丁目にある川尻月の浦交差点です。ここでは、国道185号と接続します。終点は呉市安浦町中央四丁目の安浦駅前交差点で、広島県道34号矢野安浦線および広島県道205号安浦停車場線と交差しており、JR呉線の安浦駅のすぐ近くに位置しています。

沿革

広島県道465号川尻安浦線は、1978年（昭和53年）11月14日に広島県告示第1,022号により県道として認定されました。認定当初、路線は当時の豊田郡川尻町と豊田郡安浦町を通過していました。

その後の市町村合併により、路線の管理や地名表記に変更が生じました。2004年（平成16年）4月1日に豊田郡川尻町が呉市に編入されたことで、起点の地名表記が「豊田郡川尻町東二丁目」から「呉市川尻町東二丁目」に変わりました。さらに、2005年（平成17年）3月20日に豊田郡安浦町が呉市に編入されたことにより、本路線は全区間が呉市の市域を通るようになり、終点の地名表記も「豊田郡安浦町中央四丁目」から「呉市安浦町中央四丁目」へと改められました。

路線状況と主な施設

本路線にはいくつかの主要な道路施設が含まれます。特に、野呂川を渡る安浦大橋は、呉市安浦町内海南五丁目と呉市安浦町中央四丁目の間を結ぶ重要な橋梁です。また、呉市安浦町三津口には日の浦トンネルがあります。このトンネルは延長355.5メートルで、1988年（昭和63年）に完成しました。

なお、路線の一部には、車両での通行ができない区間が存在します。これは、呉市安浦町安登字小島と呉市安浦町安登字塩谷の間にある区間です。

地理と沿線

広島県道465号川尻安浦線が通過する自治体は、全線にわたって広島県呉市のみです。

本路線は、起点で国道185号と、終点で広島県道34号矢野安浦線および広島県道205号安浦停車場線と接続しています。これにより、広域交通網との連携が図られています。

沿線には、地域資源や生活関連施設が見られます。レジャー施設としては、七浦海水浴場や、宿泊・スポーツ施設を備えた大規模リゾートであるグリーンピアせとうち（旧称：グリーンピア安浦）、呉カントリークラブなどがあります。教育施設としては呉市立安浦中学校が所在します。また、終点付近にはJR呉線の安浦駅があり、本路線は駅へのアクセス道路としても機能しています。

関連事項

本路線に関連する情報として、他の広島県の県道に関心がある場合は、「広島県の県道一覧」を参照することができます。

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