広橋駅

広橋駅（ひろはしえき）

広橋駅は、かつて鹿児島県薩摩郡薩摩町求名（現在のさつま町求名）に存在した、日本国有鉄道（国鉄）宮之城線の駅でした。1987年1月10日、宮之城線の全線廃止に伴い、その歴史に幕を閉じました。

歴史

広橋駅の設置は、地元の中津川村と黒木村からの強い要望によって実現したと伝えられています。地域の交通を支える重要な役割を担っていたことがうかがえます。

年表

1935年（昭和10年）8月28日：薩摩求名駅と薩摩永野駅の間に、旅客駅として開業しました。
1946年（昭和21年）12月1日：貨物の取り扱いを開始し、旅客と貨物の両方を扱う駅となりました。
1962年（昭和37年）3月25日：貨物の取り扱いを廃止し、再び旅客のみを扱う駅となり、同時に駅員が配置されない無人駅となりました。
1987年（昭和62年）1月10日：宮之城線の全線廃止に伴い、広橋駅も廃駅となりました。

駅構造

広橋駅は、単式ホーム1面1線を有する簡素な構造の駅でした。簡易的な駅舎が併設されていましたが、無人駅として運営されていました。

廃止後の状況

現在、広橋駅の跡地には学校給食センターが建設されています。かつての駅の面影はほとんど残っていませんが、近くには穴川を渡っていた鉄橋の橋台が今もなお残っており、わずかに当時の姿を偲ぶことができます。

隣の駅

日本国有鉄道

宮之城線

薩摩求名駅 - 広橋駅 - 薩摩永野駅

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
廃駅

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