広電廿日市駅

広電廿日市駅

広電廿日市駅は、広島県廿日市市廿日市二丁目にある広島電鉄宮島線の駅です。駅番号はM32。

歴史

1924年（大正13年）に宮島線の延伸に伴い、終点として開業しました。当初は天神下駅と命名される予定でしたが、廿日市町駅として開業しました。翌年には地御前まで延伸し、1931年（昭和6年）に宮島線が全通した際、電車廿日市駅に改称されました。

太平洋戦争中の1944年（昭和19年）には、皆実線建設のため当駅から電車宮島駅までの下り線が単線化されましたが、1950年（昭和25年）に複線に戻されました。1961年（昭和36年）には、国鉄廿日市駅との区別のため、広電廿日市駅に改称されました。

2012年（平成24年）には駅前整備事業に伴い、長年親しまれた木造駅舎が解体され、2013年（平成25年）には駅南側にロータリーが完成し、ホームが移設されました。

年表

1924年（大正13年）4月6日：廿日市町駅として開業
1925年（大正14年）7月15日：地御前まで延伸
1931年（昭和6年）2月1日：電車廿日市駅に改称
1944年（昭和19年）7月21日：下り線が単線化
1950年（昭和25年）7月24日：複線に戻る
1961年（昭和36年）6月1日：広電廿日市駅に改称
2012年（平成24年）10月15日：旧駅舎の解体開始
2013年（平成25年）8月：駅南側にロータリー完成

駅構造

2面2線の地上駅で、広電宮島口駅方面の下りホームと広電西広島（己斐）駅方面の上りホームがあります。駅構内はバリアフリー化されており、南口にはトイレと待合室が設置されています。待合室には廿日市市産の杉材が使用されています。駅の南北には無料の駐輪場があります。

2012年まで存在した木造駅舎は、開業時から88年間使用され、広島電鉄で最後まで残った木造駅舎でした。

廿日市変電所

広電廿日市駅の上りホーム裏には、広島電鉄の廿日市変電所があります。この変電所は、1922年（大正11年）から宮島線の電車に電力を供給してきました。1945年（昭和20年）の原爆投下後、広島市内を走る路面電車が早期に運転を再開できたのは、廿日市変電所が大きな被害を受けなかったためです。

旧変電所は老朽化のため2009年（平成21年）に解体されましたが、新しい変電所が2008年（平成20年）から稼働しています。

利用状況

近年の1日平均乗降人員は以下の通りです。

[ここに統計データを挿入]

駅周辺

駅周辺は住宅街で、JR廿日市駅が徒歩圏内にあります。駅南側にはロータリーが整備され、国道2号線沿いには店舗が立ち並んでいます。海沿いは工業地帯となっています。

廿日市港
木材港
廿日市警察署
廿日市市立廿日市小学校
中央公民館
* 廿日市天満宮

路線バス

廿日市さくらバスが乗り入れています。

隣の駅

広島電鉄宮島線

山陽女学園前駅 (M31) - 広電廿日市駅 (M32) - 廿日市市役所前（平良）駅 (M33)

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