廣島総合病院

JA広島総合病院について

広島県厚生農業協同組合連合会 廣島総合病院、通称JA広島総合病院は、広島県廿日市市地御前に位置する、地域の中核を担う医療機関です。この病院は、災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、へき地医療拠点病院としての指定を受けており、地域住民の健康と安全を支える重要な役割を果たしています。

沿革

JA広島総合病院の歴史は、1947年（昭和22年）12月23日に「広島県農業会佐伯病院」として開院したことに始まります。その後、1966年（昭和41年）に「佐伯総合病院」へと改称し、1979年（昭和54年）に現在の「広島県厚生農業協同組合連合会 廣島総合病院」となりました。この間、1980年（昭和55年）には第二次救急医療指定病院に、1997年（平成9年）には災害拠点病院（地域災害医療センター）に指定され、救急医療体制の整備が進められました。さらに、2004年（平成16年）には地域医療支援病院の承認を受け、2006年（平成18年）には地域がん診療連携拠点病院の指定を受けるなど、地域医療における役割を拡大してきました。2009年（平成21年）にはDPC対象病院となり、2010年（平成22年）にはセンター制度を導入、2011年（平成23年）には地域救命救急センターを開設するなど、高度医療の提供体制を強化しています。また、2013年（平成25年）には糖尿病センター、医療福祉支援センター、脊椎・脊髄センター、内視鏡センターが開設され、専門性の高い医療を提供するための体制が整えられました。そして、2024年（令和6年）には、隣接するイオン廿日市店跡地に南棟が完成し、より充実した医療環境が整備されました。

診療科

JA広島総合病院では、内科系、外科系、その他の専門領域をカバーする幅広い診療科を備えています。

内科系：呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病代謝内科、神経内科、消化器内科、内視鏡科、小児科、精神・心療内科
外科系：外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科
その他：皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線治療科、画像診断部、麻酔科、歯科口腔外科、手術室、救急・集中治療科、緩和ケア科

これらの診療科では、それぞれの専門医が最新の医療技術を用いて、患者一人ひとりに最適な医療を提供しています。

交通アクセス

JA広島総合病院は、公共交通機関を利用してアクセスしやすい場所にあります。

JR山陽本線：宮内串戸駅下車、徒歩約10分。
広島電鉄宮島線：JA広島病院前駅下車、徒歩0分。
廿日市さくらバス（廿日市市循環バス）：阿品台ルート・宮内ルート JA広島病院前バス停下車、徒歩0分。

まとめ

JA広島総合病院は、長年の歴史の中で地域医療に貢献し、その役割を拡大してきました。多くの診療科を備え、高度な医療を提供するとともに、救急医療、災害医療、がん診療など、幅広い医療ニーズに対応しています。これからも地域住民の健康と安全を支えるため、より質の高い医療を提供していくことが期待されます。

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