引野 (北九州市)

引野（ひきの）

引野は、福岡県北九州市八幡西区の中央部に位置する地名です。引野一丁目から三丁目までが存在し、住居表示が実施されています。

地理

引野は、八幡西区の中央部に位置し、周辺地域と隣接しています。北には相生町や鉄王、北東には別所町、東には別当町、南東には市瀬、南には割子川、南西には養福寺町、西には竹末が広がっています。

地域の特徴

引野地域は、主要な道路が通る交通の要所でもあります。南縁と東縁には国道200号が走り、西縁には県道11号有毛引野線が通っています。一丁目には、国道200号と北九州高速4号線を結ぶ黒崎出入口がありますが、黒崎駅からは約3km離れているため、地元住民からは「引野IC」や「引野口」と呼ばれることが多いです。

地域内には、二丁目に十二所神社、三丁目には引野小学校と浄土真宗本願寺派教念寺があります。これらの施設は、地域のコミュニティ形成に重要な役割を果たしています。

歴史

引野は、古くから集落が存在していた場所です。昭和40年代前半には土地区画整理事業が行われ、市街地として整備されました。この地域には、かつて大字引野の字として、神ノ木、道永、野中という地名があり、現在も公園の名前としてその名残をとどめています。

地名の由来

地名の由来には、興味深い説があります。斉明天皇がこの地を巡幸された際、道路に布を敷いたことから、「引布の庄」と呼ばれていたものが、後に「引野」に転訛したと伝えられています。

沿革

1966年（昭和41年）5月1日 - 通称町名として引野一丁目から三丁目が設置されました。
1973年（昭和48年）6月1日 - 引野一丁目から三丁目が新設されました。
1974年（昭和49年）4月1日 - 八幡区が八幡西区と八幡東区に分割されたことに伴い、八幡区引野一丁目から三丁目は、八幡西区引野一丁目から三丁目となりました。

世帯数と人口

2024年（令和6年）3月31日現在、北九州市が発表したデータによると、引野の世帯数と人口は以下の通りです。

※詳細な数値については、最新の北九州市の公表資料をご確認ください。

人口の変遷

国勢調査による人口の推移は、以下の通りです。

※詳細な数値については、国勢調査のデータをご確認ください。

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移は、以下の通りです。

※詳細な数値については、国勢調査のデータをご確認ください。

学区

市立の小・中学校に通う場合の学区は、以下の通りです。

※詳細については、北九州市の教育委員会にご確認ください。

交通

バス

引野地域内には、複数のバス停が設置されており、以下の系統が利用可能です。

※詳細なバスの路線や時刻については、各バス会社のウェブサイト等をご確認ください。

引野口には高速バスも停車します。

道路

北九州高速道路4号線 黒崎出入口
国道200号
県道11号有毛引野線

施設

公共施設

道永年長者いこいの家

教育施設

北九州市立引野小学校

寺社

十二所神社
浄土真宗本願寺派教念寺

公園

神ノ木公園
道永公園
引野公園
八幡野中公園

脚注

※この情報は2023年11月時点のものです。

関連項目

* 北九州市の地名

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