影のピラミッド

『影のピラミッド』は、ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版ルールセット用のアドベンチャー・シナリオであり、英雄級（レベル7-10）のキャラクター向けにデザインされた冒険です。このシナリオは、シャドウフェル城の影、雷鳴山の迷宮に続く3部作の最終作として、en:Mike MearlsとJames Wyattによって執筆され、2008年にウィザーズ・オブ・ザ・コーストから出版されました。

舞台はネンティア谷と呼ばれる地域で、詳細は第4版のダンジョンマスターズ・ガイドに記載されています。

あらすじ

プレイヤーは、多層構造を持つ巨大なピラミッドを発見します。このピラミッドは、かつて神が狂気の力を持つティーフリングの魔術師カラヴァコスの牢獄として建造したものでした。カラヴァコスの力と人格は、牢獄の中で維持するために複数の部分に分割され、縛られています。カラヴァコスは自由を得るために、ピラミッド内に存在する自身の破片を利用し、プレイヤーを追い詰めて殺そうとします。もしカラヴァコスが力を取り戻し、牢獄を破壊できれば、彼は再び自由を手に入れるでしょう。

しかし、かつてカラヴァコスの恋人だったエラドリンのヴィレリスの不滅の頭部の助けを得て、プレイヤーはカラヴァコスの聖域を突破し、魔術師を打ち倒す機会を得ます。そして、カラヴァコスが倒れると同時にピラミッドは崩壊し、プレイヤーは解放されます。

フォーマット

『影のピラミッド』は、広大で複雑なメガダンジョンとして構成されており、モンスター、罠、宝物が満載です。プレイヤーキャラクターは、ピラミッドから離れたり、拠点に戻ったり、別の冒険に移ることができません。カラヴァコスを倒し、ピラミッドが破壊されるまで、プレイヤーはモジュールに縛られることになります。

冒険は2つのブックレットで提示されます。1つ目のブックレットは、モジュール全体の概要と、このモジュールで初めて登場する第4版のモンスターの紹介を提供します。2つ目のブックレットは、モジュールの戦術的遭遇の詳細（各遭遇は2ページにわたって示されています）と、関連するすべてのマップを提供します。

内容物

32ページのアドベンチャー・ブックレット (book 1)
64ページのアドベンチャー・ブックレット (book 2)
フルカラーポスターマップ
紙製ポートフォリオ

（日本語版は1冊の書籍にポスターマップが付属しています）

出版履歴

このアドベンチャーは、en:Mike Mearlsとジェームズ・ワイアットによってデザインされ、2008年8月に出版されました。カバーアートはWilliam O'Connor、本文アートはen:Ben Wootten、en:Attila Adorjany、en:Brian Hagan、en:Lucio Parilloが担当しました。日本語版は2009年6月にホビージャパンから発売されています。

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