役満貫

役満とは

役満とは、麻雀における特別な役であり、飜数や符計算を超越した、非常に高い得点が得られる役のことです。その難易度から、麻雀を打つ上で一つの目標とされることもあります。

役満の種類

役満には様々な種類があり、それぞれ成立条件や難易度が異なります。代表的な役満として、以下のようなものが挙げられます。

四暗刻（スーアンコ）: メンゼンで4つの暗刻（同じ牌4枚）を作ってアガる役。
国士無双（コクシムソウ）: 么九牌（ヤオチューパイ：一九字牌）13種類を1枚ずつと、そのうちのどれか1枚の雀頭でアガる役。
大三元（ダイサンゲン）: 白・發・中の三種類の三元牌全てを刻子（コーツ：同じ牌3枚）で作る役。
字一色（ツーイーソー）: 字牌（ジハイ：七種類の牌）のみで構成された役。
九蓮宝燈（チューレンポートー）: 萬子（マンズ）、筒子（ピンズ）、索子（ソーズ）のいずれか一種で「1112345678999」の形を作り、その中でどれか1枚をツモってアガる役。

これらの他にも、四槓子（スーカンツ）、緑一色（リューイーソー）、小四喜（ショウスーシー）、大四喜（ダイスーシー）など、様々な役満が存在します。

役満の点数

役満は、通常の役とは異なり、飜数や符計算を行いません。役満をアガると、一律で定められた点数が与えられます。一般的には、親がアガった場合は48000点、子がアガった場合は32000点となります。

役満の複合

ルールによっては、役満同士が複合した場合、ダブル役満やトリプル役満として、通常の役満の2倍、3倍の点数として扱う場合があります。ただし、競技麻雀などでは、役満の複合を認めないルールが一般的です。

数え役満

役満以外の役の複合により、13飜以上になった場合、数え役満として役満と同様に扱うルールもあります。ただし、競技麻雀では数え役満を採用しない場合が多く、その場合は13飜以上でも三倍満として扱われます。

役満を狙う戦略

役満は非常に難易度が高いため、最初から役満のみを狙うのは得策ではありません。しかし、配牌やツモの流れによっては、役満が見えてくることもあります。役満を狙う際は、以下の点に注意しましょう。

アガリを諦めない: 役満は滅多に出ない役ですが、諦めずに手を進めることが大切です。
状況判断を的確に: 役満が見えてきても、他のプレイヤーの動向や点数状況を考慮し、臨機応変に戦略を変えることが重要です。
リスクを恐れない: 役満を狙うには、ある程度のリスクを伴います。しかし、リスクを恐れてばかりでは、役満をアガることはできません。

まとめ

役満は、麻雀における究極の目標の一つです。役満をアガることは非常に難しいですが、その達成感は格別です。役満の種類や成立条件を理解し、戦略的に役満を狙うことで、麻雀の面白さをより深く味わうことができるでしょう。

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