後藤欣一

後藤欣一は、1930年4月21日に生まれ、1980年1月1日に49歳で亡くなった、日本の元競輪選手です。大阪府を拠点とする日本競輪選手会大阪支部に所属し、選手登録番号171として登録されていました。特筆すべきは、日本競輪学校創設以前に選手登録された期前選手であったという点です。

後藤選手の輝かしい成績の中でも、特に際立つのは、全国争覇競輪（現在の日本選手権競輪）での活躍でしょう。1949年6月、大阪住之江競輪場で開催された第1回大会では、実用車部門で見事優勝を飾りました。さらに同大会の競走車部門でも、甲乙両規格で優勝した横田隆雄選手に次いで2位に入賞しており、その実力が非常に高かったことがうかがえます。同年10月には、川崎競輪場で行われた第2回全国争覇競輪でも実用車部門で優勝し、その強さを証明しました。

これらの初期の成功にもかかわらず、後藤選手は現役登録を維持したまま、1980年に肝硬変のために49歳という若さでこの世を去りました。彼の選手登録削除日は、亡くなった翌日の1月2日です。短い生涯ではありましたが、黎明期の競輪界において、後藤欣一という選手の功績は、多くの人々の記憶に残ることでしょう。


参考資料
競輪人国記 大阪(2) - リアルライブ
1～10頑張れ！岸和田競輪

外部リンク
* 選手通算成績 - KEIRIN.JP

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