徐若熙

徐若熙（シュー・ルオシー）

徐若熙は、2000年11月1日生まれで台湾の桃園県出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打の選手です。彼はプユマ族の血を引いており、若いながらも既に数々の記録を持つプレイヤーとして注目されています。

経歴

徐の青春は高校時代から始まり、そこで彼は右肘のクリーニング手術を受けました。この手術から約1年後には、自己最速となる153km/hを記録。2019年のドラフトでは、味全ドラゴンズから1巡目（全体6位）で指名され、プロの道を歩むこととなります。

2020年にはオープン戦で中信兄弟と対戦するも、2イニングで5失点という厳しいスタート。しかし、その数日後には右手に不快感を覚え、検査の結果、骨棘が見つかりました。医師の見解によれば同年4月28日に全治半年の肘のクリーニング手術が必要であると判断され、手術を受けました。

リハビリ期間中、味全ドラゴンズのゲストコーチであり、MLBテキサスレンジャーズのスカウトである張立帆とのトレーニングが始まります。彼は徐の投球フォームを分析し、肘の動きを修正するために、科学的なテストやウェイトトレーニングを取り入れました。この取り組みにより、投球の質が飛躍的に向上し、徐は2020年10月2日の2軍チャンピオンシップ戦で157km/hの記録を達成しました。

2021年3月17日には、一軍でのデビューを果たし、この試合では11アウトのうち全てを奪三振という前代未聞のパフォーマンスを見せつけました。この記録は台灣国内外で大きな話題となり、以降も徐は3月28日までに26三振を達成します。これは、かつての月間記録をすでに上回るものでした。

更に、2021年8月8日に行われた富邦ガーディアンズ戦では、試合開始から8者連続奪三振を達成し、これもまたCPBLの新記録となります。彼はシーズン中に80イニング以上投げても本塁打を与えないという圧倒的な防御力を見せました。

2022年のキャンプ中には肘に痛みを感じ、7月には再度の手術が必要となりました。これにより、シーズン終了まで二軍のマウンドにも立つことが出来なくなりました。

選手としての特徴

徐若熙は、スリークォーターから投げる最速157km/hのストレートと、鋭く落ちるスプリットチェンジを武器としています。特にスプリットチェンジは約20%の割合で使用されており、主に対左打者を意識した選択です。また、スライダーやカーブとのコンビネーションにより、複数の球種を効果的に振り分け、打者が球種を見極めることを難しくする「ピッチトンネル」を巧みに使いこなします。

詳細情報

年度別投手成績

（記載が必要）

年度別守備成績

（記載が必要）

記録

• - 初記録：初登板・初先発登板は2021年3月17日、対中信兄弟1回戦（台中インターコンチネンタル野球場）。この試合で3回2/3を無失点、11奪三振で勝敗つかず。
• - 初奪三振：同日、1回裏に王威晨から空振り三振を奪いました。

背番号

• - 18（2019年 - 現在）

脚注

（参考リンク・情報提供など）

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