王威晨

王 威晨（ワン・ウェイチェン）

王威晨は1991年7月3日生まれの台湾出身のプロ野球選手で、内野手として中信兄弟に所属しています。アミ族のカトリック教徒で、彼の父親は元プロ野球選手の王光輝です。

経歴

王選手は2015年のドラフトで中信兄弟に指名され、13位で入団しました。初シーズンの2015年は2軍戦にのみ出場し、1軍公式戦には2016年に初めて出場しました。オフシーズンにはアジア・ウィンター・リーグに参加しましたが、打率は.160と厳しい成績でした。

しかし、2017年のオフに再度ウィンターリーグに挑むと、打率.397を記録。16試合連続安打を達成し、CPBL選抜が勝利した試合では勝利打点も挙げました。これにより、CPBL選抜は9試合連続無敗の偉業を達成しました。

2018年には118試合に出場し、打率.335を記録。特に44盗塁を成功させ、初の盗塁王を獲得します。また、オフには「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」に出場し、甲斐拓也選手に盗塁を刺される場面も見られました。

2019年は出だしこそ不振でしたが、後半から調子を取り戻し、最終的に打率.317でシーズンを終えます。プロ初のホームランを9月4日の試合で打ち、2年連続の盗塁王にも輝きます。

2020年も活躍が目覚ましく、5月には1試合5安打を記録。そしてCPBL史上最少出場試合数で50安打に到達しました。打率は.339、4本塁打を達成し、ベストナインとゴールデングラブ賞を受賞しました。

2021年からはチームのキャプテンに就任し、7月にはCPBL史上25人目となる通算100盗塁を達成しました。

選手としての特徴

王威晨選手は、そのスピードと守備の安定感で知られています。特に、彼は1番打者としてチームに貢献し、2018年と2019年には連続で盗塁王に輝いています。選手としての一塁到達までのスピードはわずか3.9秒で、守備範囲も広く、ゴールデングラブ賞を2度受賞しています。主に流し打ちを得意としており、時には広角に打ち分ける技術も持ち合わせています。また、セーフティバントも成功率が高く、犬飼部門でも評価を受けています。

詳細情報

年度別打撃成績

2020年度シーズン終了時の王選手の記録は素晴らしく、各年度の打撃成績は彼の能力を示しています。特に、盗塁王やベストナイン受賞など、多くのタイトルを手にしています。

タイトルと表彰

• - 盗塁王：2回（2018年 - 2019年）
• - 最多安打：1回（2021年）
• - ベストナイン：1回（三塁手部門：2020年）
• - ゴールデングラブ賞：2回（三塁手部門：2019年 - 2020年）
• - チャイニーズタイペイ代表：WBSCプレミア12ベストナイン（2019年）

その他の記録

王選手はこれまでにオールスターゲームに5回出場しており、ブログやSNSでもその活動を発信しています。このような記録や経験は、今後のさらなる成長と活躍に繋がることでしょう。

王威晨選手は、その優れた技術とスピーディなプレースタイルで、多くの野球ファンに愛される選手となっています。

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