徐靖恩

徐靖恩（じょ せいおん）

徐靖恩（2006年12月26日生まれ）は、台湾の新北市出身の囲碁棋士です。台湾棋院に所属し、周俊勲門下として研鑽を積んでいます。五段の段位を持ち、国内棋戦である快棋争覇戦での優勝経験があります。

経歴

6歳で囲碁を始めた徐靖恩は、張栩の父である張遠錫に師事し、囲碁の基礎を学びました。2014年から2016年にかけては、張遠錫の紹介で林聖賢の教室に通い、棋力向上に励みました。この間、2014年の台北市青年杯囲棋選手権で優勝を果たしています。

2016年には、台湾に滞在していた張栩・小林泉美夫妻から直接指導を受ける機会を得ました。また、楊志徳からも指導を受けています。同年、海峰囲棋棋院道場に入り、周俊勲、夏大銘、劉耀文、黄祥任といった著名な棋士に師事し、2017年に正式に周俊勲門下となりました。同年には、栄三杯小学組、106学年度中等以下学校囲棋運動選手権でも優勝しています。

2018年には、南山杯囲棋オープン戦、TOTOカップジュニア囲碁国際大会で優勝し、その才能を広く知らしめました。

2019年に初段となり、台湾精鋭vs日本精鋭交流戦に出場。中国丙級リーグには江西省チームの一員として参加し、4勝3敗の成績を収めました。また、新人王戦リーグにも参加し、同年中に二段に昇段しました。

2020年には三段に昇段し、棋王戦リーグ入りを果たしました。2021年には四段に昇段し、名人冠軍戦でベスト4に進出しました。

2022年には、聯電杯プロ囲棋戦リーグ入り、聶衛平杯囲碁ユースマスターズに出場。快棋争覇戦ではベスト4に進出し、韓国囲碁リーグでは台湾チーム（寶島精鋭隊）の一員として出場しました。

2023年には五段に昇段。海峰杯プロ囲棋戦で準優勝、グロービス杯でベスト8に進出、新人王戦で優勝を果たしました。聯電杯では挑戦者となりましたが、許皓鋐に0-4で敗れました。アジア競技大会団体戦に出場し、快棋争覇戦決勝で林彦丞を破り優勝しました。

タイトル歴

新人王戦 (2023年)
快棋争覇戦 (2023年)

その他の成績

国際棋戦

グロービス杯世界囲碁U-20 ベスト8 (2023年)
議政府国際囲碁新鋭団体戦 1勝2敗 (2022年)
○福岡航太朗、×韓友賑、×王星昊
アジア競技大会 男子団体戦4位 (2022年)

国内棋戦、その他

海峰杯プロ囲棋戦 準優勝 (2023年)
聯電杯プロ囲棋戦 挑戦者 (2023年)

中国囲棋リーグ

2019年 丙級（江西省囲棋協会）4勝3敗
2020年 乙級（中国移動上海）3勝5敗

韓国囲碁リーグ

* 2022-23年（寶島精鋭隊）3勝5敗

外部リンク

台湾棋院「徐靖恩」

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