グロービス杯世界囲碁U-20

グロービス杯世界囲碁U-20について

グロービス杯世界囲碁U-20は、20歳以下の若手囲碁棋士を対象とした国際的な棋戦です。2014年に創設され、世界各地の有望な若手棋士たちが集い、その技を競い合います。この大会は、若手棋士の育成と国際交流を促進することを目的としています。

大会の特徴

• - 参加資格: 開催年の1月1日時点で20歳未満の棋士が参加できます。
• - プロアマ混合: プロ棋士だけでなく、アマチュア棋士も参加できる点が特徴です。
• - 国際性: 世界各国・地域から代表選手が集まり、国際色豊かな大会となっています。
• - 主催と協賛: 日本棋院が主催し、株式会社グロービスが協賛しています。

大会の方式

• - グループリーグ: 16名の選手が4つのグループに分かれ、各グループで3戦を行います。2勝した選手が勝抜けとなります。
• - トーナメント: グループリーグを勝ち抜いた8名によるトーナメント戦が行われます。
• - コミ: 6目半
• - 持ち時間: 1手30秒、1分の考慮時間10回

過去の成績

これまでの決勝戦と3位決定戦の結果は以下の通りです。

各回の詳細

第1回 (2014年)

• - 開催地: グロービス経営大学院大学東京校
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 夏晨琨が勝抜け
- グループB: 一力遼が勝抜け
- グループC: 李欽誠が勝抜け
- グループD: 許家元が勝抜け

• - 決勝戦: 一力遼が許家元を破り優勝。

第2回 (2015年)

• - 開催地: 不明
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 黄雲嵩が勝抜け
- グループB: 李東勲が勝抜け
- グループC: 申眞諝が勝抜け
- グループD: 羅玄が勝抜け

• - 決勝戦: 黄雲嵩が羅玄を破り優勝。

第3回 (2016年)

• - 開催地: グロービス（東京都）
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 芝野虎丸が勝抜け
- グループB: 李欽誠が勝抜け
- グループC: 卞相壹が勝抜け
- グループD: 李東勲が勝抜け

• - 決勝戦: 李欽誠が許家元を破り優勝。

第4回 (2017年)

• - 開催地: グロービス（東京都）
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 謝爾豪が勝抜け
- グループB: 申眞諝が勝抜け
- グループC: 辜梓豪が勝抜け
- グループD: 卞相壹が勝抜け

• - 決勝戦: 申眞諝が卞相壹を破り優勝。

第5回 (2018年)

• - 開催地: グロービス（東京都）
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 趙晨宇が勝抜け
- グループB: 申旻埈が勝抜け
- グループC: 許嘉陽が勝抜け
- グループD: 申眞諝が勝抜け

• - 決勝戦: 許嘉陽が申旻埈を破り優勝。

第6回 (2019年)

• - 開催地: グロービス（東京都）
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 陳梓健が勝抜け
- グループB: 申眞諝が勝抜け
- グループC: 申旻埈が勝抜け
- グループD: 朴常鎭が勝抜け

• - 決勝戦: 申旻埈が王沢錦を破り優勝。

第7回 (2020年)

• - 開催地: ネット対局
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1

第8回 (2021年)

• - 開催地: 日本棋院のネット対局（幽玄の間）
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 周泓余が勝抜け
- グループB: 王星昊が勝抜け
- グループC: 屠暁宇が勝抜け
- グループD: 文敏鍾が勝抜け

• - 決勝戦: 王星昊が屠暁宇を破り優勝。

第9回 (2022年)

• - 開催地: 日本棋院のネット対局（幽玄の間）
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 周泓余が勝抜け
- グループB: 王星昊が勝抜け
- グループC: 福岡航太朗が勝抜け
- グループD: 李沇が勝抜け

• - 決勝戦: 王星昊が福岡航太朗を破り優勝。

第10回 (2023年)

• - 開催地: 日本棋院のネット対局（幽玄の間）
• - 参加者: 日本6、韓国3、中国3、中華台北1、ヨーロッパ1、北米1、アジア・オセアニア1
• - グループリーグ結果:

- グループA: 許一笛が勝抜け
- グループB: 王星昊が勝抜け
- グループC: 屠暁宇が勝抜け
- グループD: 酒井佑規が勝抜け

• - 決勝戦: 韓友賑が王星昊を破り優勝。

関連情報

• - 参考文献: [日本棋院]]『碁ワールド』2014年8月号
• - 関連項目: GLOBIS-AQZ（グロービスが開発する囲碁AI）
• - 外部リンク:

- [グロービス杯公式サイト
- 日本棋院「グロービス杯」

この大会は、若い才能の発掘と育成に貢献し、囲碁界の未来を担う棋士たちの成長を後押ししています。

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