御岳登山鉄道

御岳登山鉄道株式会社概要

御岳登山鉄道株式会社（みたけとざんてつどう）は東京都青梅市に本社を構え、御岳山の登山を支えるケーブルカーとリフトを運行しています。京王グループの一員であり、地域の観光業へも貢献しています。駅舎内には売店や食堂を完備し、訪れる人々に利便性を提供しています。

開業の歴史

この鉄道の歴史は1934年の12月31日、ケーブルカーの開業にさかのぼります。滝本駅から御岳山駅間を結び、1959年にはリフト（御岳平駅から大展望台駅間）が開業しました。以降、1972年に京王帝都電鉄（現在の京王電鉄）の傘下に入るなど、鉄道事業者として成長を続けています。

ご当地グルメ「御嶽汁」

御岳登山鉄道の魅力の一つに、ご当地グルメである「御嶽汁」があります。地酒「澤乃井」の酒粕を使った味噌汁で、地元の野菜や豚肉がたっぷり入っています。この味は地域のイベントや京王グループの催しにも登場するなど、多くの人に愛されています。

ケーブルカーの運行

設備

御岳山ケーブルカーは、滝本駅から御岳山駅までの1,107mを約6分で結びます。最大の勾配は25度を超え、標高差は423.6mです。このケーブルカーは毎日運行するとともに、特に大晦日には武蔵御嶽神社への初詣客のために終夜運行を行っており、人気を誇っています。

運賃とサービス

運賃は2024年4月から改定予定で、大人は片道600円、往復1200円、小児は片道300円、往復600円となっています。多様な支払い方法が用意され、PASMOやその他のICカードに対応しています。なお、往復券が利用できる場合には、有人窓口での引き換えが必要です。

車両の歴史

御岳登山鉄道では、複数の車両が運行されてきました。1934年に登場した初代車両は、1968年に2代目にバトンタッチしました。2代目車両は特に人気があり、様々な塗装変更を経て2008年に運行を終了しました。そして現在の3代目車両は「武蔵号」と「御嶽号」として運行され、デザインも刷新されています。

駅の概要

御岳登山鉄道には2つの駅があります。滝本駅は市街地に位置し、便利な交通アクセスが魅力です。御岳山駅は標高831mに位置し、美しい景観が訪れる人々を楽しませます。両駅とも、自動券売機や売店、トイレが整備されており安心して利用できます。

アクセス方法

アクセスは、JR青梅線御嶽駅から西東京バスを利用して、終点の「ケーブル下」停留所から徒歩5分の距離です。また、滝本駅にはお客様用の駐車場が用意されており、公共交通機関以外でも訪問しやすい環境が整っています。

まとめ

御岳登山鉄道は、東京都青梅市の自然美を提供する重要な交通手段であり、地域の文化やグルメを支える役割を担っています。観光地として人気の高い御岳山を訪れる際には、ぜひ利用してみたい施設です。

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