御畳瀬

御畳瀬（みませ）

御畳瀬は、高知県高知市の南西部に位置する、浦戸湾に面した静かな漁村です。この記事では、御畳瀬の地理、歴史、交通、関連施設について詳しく解説します。

地理

御畳瀬は、高知市の南西部、浦戸湾に面しています。西側は長浜と隣接しており、路地とトンネルで繋がっています。南端には梶ヶ浦渡船場があり、ここから高知県営渡船で浦戸湾の対岸にある種崎へと渡ることができます。この渡船は、地域住民にとって重要な交通手段となっています。

歴史

幕末から明治時代

幕末には、吾川郡御畳瀬村として存在していました。「旧高旧領取調帳」によると、当時は高知藩の領地でした。明治4年7月14日（1871年8月29日）の廃藩置県により、高知県の管轄となりました。

明治時代以降

1889年（明治22年）4月1日の町村制施行により、近世以来の御畳瀬村が単独で自治体を形成しました。しかし、1942年（昭和17年）6月1日、高知市に編入され、御畳瀬村は廃止。以降、高知市御畳瀬として現在に至ります。

交通

航路

高知県営渡船
梶ヶ浦渡船場 - 種崎渡船場：浦戸湾を横断し、御畳瀬と種崎を結ぶ重要な交通手段です。

施設

御畳瀬には、地域住民の生活を支える様々な施設があります。

御畳瀬ふれあいセンター：地域住民の交流拠点として利用されています。
西法寺：地域の歴史と文化を伝える寺院です。
天満宮：学問の神様である菅原道真公を祀る神社です。
正八幡宮：武運長久の神様である八幡神を祀る神社です。
厳島神社：海の神様である市杵島姫命を祀る神社です。

まとめ

御畳瀬は、浦戸湾の美しい自然に囲まれた、歴史と文化が息づく地域です。渡船を利用して種崎へ足を運び、周辺地域を散策するのもおすすめです。静かな漁村の風景の中で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

参考文献

角川日本地名大辞典 39 高知県
旧高旧領取調帳データベース

関連項目

高知県の廃止市町村一覧
四国地方の難読地名一覧

外部リンク

高知市

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