御童カズヒコ

御童カズヒコの生涯と作品紹介

御童カズヒコ（みどう カズヒコ、本名非公表）は、1961年12月17日に静岡県伊東市に生まれ、2024年9月4日に食道癌の闘病の末亡くなりました。彼は日本の漫画界において、その独特のスタイルとユニークなキャラクターで知られる著名な漫画家です。彼の家族背景は、厳格な父親で全日本硬式空手道連盟第2代会長を務めた千葉拳二郎が影響を与えた可能性があります。そのため、御童は厳しい家庭環境で育ちました。

漫画家としてのキャリアは、東北学院高等学校在学中に友人とともにフジオ・カズヒコ名義で漫画を描き始めたことに始まります。東京デザイナー学院を中退し、1981年に『少年ビッグコミック』にて『らんちきDAY by DAY』でデビューを果たしました。その翌年には、ペンネームを御童カズヒコに改め、再び『少年ビッグコミック増刊号』で『かってにシティー』を発表し、再デビューを飾ります。

1987年からは、児童誌『コミックボンボン』を拠点として数々の作品を連載し、「にくったらシェリフ」などが人気を博しました。また、漫画だけでなく、ゲーム誌や4コマ漫画誌でも活躍し、幅広いジャンルでの作品を発表しました。彼は1998年にロリコン誌『アリスクラブ』での連載を、ペンネームを須王マンボの介に変更して続けました。

御童カズヒコの業績の中でも特に際立っているのは、2004年に彼の代表作である『ウルトラ忍法帖シリーズ』が第28回講談社漫画賞児童部門を受賞した点です。この作品には、彼が好きなキャラクターとしてさらなる人気を集めた犯鈍（パンドン）や屁゜喝嵯（ペガッサ星人）が登場します。

彼のペンネームについても興味深い背景があります。「御童」という名前は、永井豪作品に登場するキャラクター・身堂竜馬にインスピレーションを受けており、「みどう」の部分は彼が当時好んでいた御厨さと美と宇崎竜童から取られています。

御童カズヒコの代表的な作品には、以下のようなものがあります。

• - かってにシティー (1982年)
• - 恋はグーチョキパー (1983年)
• - らじかるDreamin’ (1985年)
• - 愛いただきます!! (1986年)
• - にくったらシェリフ (1987年)
• - ウルトラ忍法帖シリーズ (1992年から)

彼は多才であるため、漫画のスタイルも多岐にわたり、ギャグやファンタジー、アクションなど様々なジャンルに挑戦しました。読者からはその独特のセンスやユーモアが評価され、彼の作品は今でも多くのファンに親しまれています。

御童カズヒコは2024年9月に亡くなるまで、漫画界に多大な影響を与え続けました。彼の作品やキャラクターたちは、今なお多くの読者に愛され、記憶され続けています。彼の公式Xアカウントでは、彼の死去が報告され、ファンに惜しまれています。彼の生きた時代と作品は、今後も日本の漫画文化において重要な位置を占め続けるでしょう。

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