徳島県立徳島学院

徳島県立 徳島学院

徳島県鳴門市大麻町板東に位置する徳島県立徳島学院は、児童福祉法に基づいて設立された児童自立支援施設です。この施設は、学校や家庭の環境に適応することが難しい18歳未満の子どもたちを支援し、育成するための全寮制のプログラムを提供しています。また、施設内には鳴門市大麻中学校の広塚分校も併設されています。

徳島学院は大麻山のふもとにあり、周辺は大麻山県立自然公園として指定されており、自然環境の中で児童たちが成長できる環境が整っています。教育プログラムは、生活指導、学習指導、作業指導を中心に構成されており、児童の能力開発を促すことが主な目標です。このようなプログラムを通じて、子どもたちが社会に適応し、自己実現に向かって前進できるような態度を育成しています。

歴史

徳島学院の歴史は明治時代にまで遡ります。明治33年3月10日に感化法が公布され、その後、明治42年1月1日に感化法が徳島県内で施行されました。この時、阿波国慈恵院が代用感化院として新たに設立されました。
大正12年3月31日には代用感化院が廃止され、徳島市沖洲町に県立感化院が設置され、「徳島学院」と名付けられました。その後、昭和9年10月10日に法改正が行われ、少年救護法が施行されたことで、「少年教護院徳島学院」となりました。また、昭和23年1月1日にはさらに法改正が行われ、児童福祉法の施行に伴い「教護院徳島学院」と名前が変更されました。

昭和29年9月20日には、現在の鳴門市大麻町板東へ移転しました。平成10年4月1日には改正児童福祉法が施行され、「児童自立支援施設徳島学院」として再編され、さらに入所児童に義務教育を受けさせる義務が施設長に課せられるようになりました。2002年4月1日には徳島学院内に大麻中学校広塚分校と板東小学校広塚分教室が開設され、義務教育が本格的に始まりました。

所在地および交通アクセス

徳島学院の所在地は、〒779-0203 徳島県鳴門市大麻町板東字広塚35です。

交通手段

• - 鉄道: JR高徳線の板東駅から徒歩で約30分。
• - バス: 徳島バスにて徳島駅から「大麻比古神社」行きに乗車し、終点で下車後、徒歩約10分。

このように、徳島学院は障害を抱える子どもたちに対して、寮生活を通じた支援と教育を提供し、彼らの未来を支える役割を担っています。施設の公式ホームページではさらなる情報が提供されているため、興味がある方はぜひご覧ください。

もう一度検索