板東駅

板東駅について

板東駅（ばんどうえき）は、徳島県鳴門市大麻町板東辻見堂に位置し、四国旅客鉄道（JR四国）の高徳線に属しています。駅番号はT05で、地域の交通の要所としての役割を果たしています。

歴史的背景

板東駅の歴史は、1923年（大正12年）に遡ります。この年の2月15日には、阿波電気軌道の池谷から鍛冶屋原間の開業にあわせて駅が設立されました。1933年（昭和8年）7月1日には、阿波鉄道が国有化され、鉄道省の阿波線の駅となります。さらに1935年（昭和10年）3月20日には、高徳線全通に伴う路線名の変更により、高徳本線の駅となりました。その後、1984年（昭和59年）4月1日には駅員が配置されなくなり簡易委託駅化され、1987年（昭和62年）4月1日に国鉄の分割民営化に伴い、四国旅客鉄道の駅となりました。また、1988年（昭和63年）6月1日には再び線路名の改正があり、現在の高徳線の駅として機能し続けています。

駅の構造

板東駅は地上駅で、相対式の2面2線のホームを有しています。特急列車は基本的に2番のりばを通過し、普通列車は1番のりばを優先的に利用する形になります。駅舎内部には自立式の自動券売機が設置されていますが、トイレについては家庭ゴミの投棄により個室が閉鎖されているため、小便器と手洗い器のみの利用となっています。

特殊な運行

板東駅では、大麻比古神社への初詣客を対象に、正月三が日のみ一部の特急「うずしお」が臨時停車していましたが、2021年以降は利用者の減少に伴いこの措置は行われていません。また、2006年春には、近隣に映画『バルトの楽園』のロケセットが建設されたことから、特急が臨時停車したこともあります。

利用状況と周辺施設

板東駅の1日平均乗車人員は時期によって異なりますが、地域住民の重要な交通手段として機能しています。周辺には様々な商業施設や観光地が点在しており、駅を訪れる人々にとって利便性の高い場所となっています。隣駅には高徳線の阿波川端駅（T06）や池谷駅（T04）があり、アクセスも良好です。

終わりに

板東駅は、歴史的にも重要な意味を持つ駅であり、地域の交通の拠点として今後も利用され続けることでしょう。旅行者や地元の方々にとっても大切なランドマークとなっています。

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