忍者くん (マイクロキャビン)

忍者くん（マイクロキャビン版）

『忍者くん』は、1983年7月にマイクロキャビンが発売したアクションゲームです。MSX、X1、PC-8801といった当時の代表的なパソコン向けにリリースされました。

概要

本作と、翌1984年にUPLが制作を開始したアーケードゲーム「忍者くん」シリーズ（コンシューマ機移植：ジャレコ、PC版移植：日本デクスタ）は、タイトル名こそ一部共通していますが、ゲームの内容は全くの別物です。マイクロキャビン版は主に建物屋内を舞台とするのに対し、UPL版は城の屋根など建物屋外が主な舞台となっています。

さらに、1985年以降にジャレコが制作する「忍者じゃじゃ丸くん」シリーズは、前述のUPL版「忍者くん」のスピンオフとして独立・発展したシリーズであり、マイクロキャビン版とは異なる系統のアクションゲームです。これらの違いを理解することで、『忍者くん』の世界観をより深く楽しむことができます。

ゲーム内容

ゲームの目的は、上下に移動してくる敵キャラクター（YAKUNIN）を避けながら、ステージを上へと進んでいくことです。プレイヤーは忍者を操作し、様々な障害を乗り越えながら、全11ステージのクリアを目指します。

シンプルな操作性ながら、敵の動きや地形を考慮した戦略的なプレイが求められるため、やりごたえのあるゲーム体験ができます。当時のプレイヤーは、限られたリソースの中でどのように攻略していくか、知恵を絞っていました。

特徴

レトロなグラフィックとサウンド: 1983年当時のパソコンゲームならではの、味のあるグラフィックとサウンドが特徴です。当時の雰囲気を楽しむことができます。
シンプルな操作性: 操作はシンプルですが、奥深いゲーム性を持っています。誰でも気軽に楽しむことができます。
全11ステージ: バラエティ豊かな全11ステージが用意されています。各ステージごとに異なるギミックや敵が登場し、プレイヤーを飽きさせません。
高い難易度: 敵の動きが早く、一瞬の判断ミスが命取りになることもあります。クリアするためには、何度も挑戦してパターンを見つける必要があります。

『忍者くん』は、現在ではレトロゲームとして、一部のファンから根強い人気を集めています。当時のパソコンゲームを知る人にとっては懐かしい作品であり、初めてプレイする人にとっても新鮮な驚きがあるでしょう。

外部リンク

マイクロキャビンHP
「忍者くん」詳細画像

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