志布志インターチェンジ

志布志インターチェンジ：交通の要衝としての役割と歴史

志布志インターチェンジ（IC）は、鹿児島県志布志市に位置し、東九州自動車道、日南・志布志道路、そして都城志布志道路と、複数の主要道路網が接続する重要な交通拠点です。

2021年、段階的な開通を経て、志布志ICは地域交通に大きな変化をもたらしました。2月27日には都城志布志道路の有明東ICから志布志ICが開通し、7月17日には東九州自動車道の志布志ICから鹿屋串良JCTが開通。これにより、宮崎方面へのアクセスが劇的に改善されました。宮崎方面へのアクセス道路は現在も整備中で、夏井IC-志布志IC間は国道220号日南・志布志道路として、さらにその先の区間も段階的に事業が進められています。

都城志布志道路では、都城市方面へ向かうハーフインターチェンジとして機能しており、地域間のスムーズな移動を支えています。

開発の歴史：長年の計画と段階的な実現

志布志ICの整備は、長期間にわたる計画と努力の積み重ねによって実現しました。

2004年には、志布志ICから末吉財部IC間の整備計画が変更され、新たな手法が導入されました。
2013年には、東九州自動車道で唯一事業化されていなかった日南IC～志布志IC間のルート選定に向けた検討が開始されました。複数のルート案が提示され、議論が重ねられました。
2014年には、国土交通省が日南～志布志間を全区間自動車専用道路として整備する方針を決定。この決定は、地域の交通インフラ整備に大きな弾みとなりました。
2016年には、日南IC～油津IC間と夏井IC～志布志IC間が国道220号日南・志布志道路として事業化されました。この事業化決定は、計画実現への大きな一歩となりました。
2017年には、志布志IC～大崎IC間に志布志有明ICの追加設置が許可されました。
そして2021年、待ち望まれた開通が現実のものとなり、地域社会に大きな貢献を果たしています。

現在も、夏井IC～志布志IC間の開通に向けた工事が進められています。

周辺環境：地域社会との連携

志布志ICは、志布志市の中心部、志布志市役所、志布志港、JR志布志駅といった主要施設に近接しています。この立地は、地域の経済活動や観光振興に大きく貢献しています。

ICと直接接続しているのは鹿児島県道63号志布志福山線です。この道路は、都城志布志道路の一部区間とも認定されており、道路網の連携が図られています。

接続道路：広域ネットワークの一翼を担う

志布志ICは、東九州自動車道（日南・志布志道路を含む）、都城志布志道路と接続しており、広域的な道路ネットワークにおいて重要な役割を担っています。隣接するインターチェンジには、夏井IC、志布志有明IC、大崎ICなどがあり、それぞれのインターチェンジがそれぞれの地域を結び付けています。都城志布志道路においては、志布志港ICの建設も計画されています。

今後の展望：更なる発展への期待

志布志ICは、地域の活性化に貢献する重要なインフラとして、その役割をますます高めていくでしょう。今後、周辺道路の整備が進むことで、アクセス性はさらに向上し、地域経済の更なる発展が期待されます。

もう一度検索