志摩市道里鹿谷線

志摩市道里鹿谷線について

志摩市道里鹿谷線（しましどう さとしかだにせん）は、三重県志摩市の阿児町甲賀を通る市道です。この道路は、阿児町甲賀の集落と国道260号を結ぶ重要なルートとして機能しており、地域の交通を支えています。元々は三重県道728号里鹿谷線という一般県道でしたが、2013年3月1日付で廃止され、志摩市道に移行しました。この際、歩道部分は三重県道129号磯部大王自転車道線として別途県道認定を受け、県管理の事業として残っています。

1. 概要と沿革

志摩市道里鹿谷線の起点は、志摩市阿児町甲賀字前田2612番2の地点であり、ここは三重県道61号磯部大王線と交わる箇所です。そして終点は同じく阿児町甲賀字鹿谷3101番12で、国道260号の甲賀口交差点となっています。この道路の総延長は1,923メートルで、指定最高速度は50 km/h、平均旅行速度は34.2 km/hとなっています。

さらに、道路部の幅員は11.6メートル、車道部分は6.5メートルです。歩道は上り側で2.5メートル、下り側で2.6メートルとなっており、両側に歩道が設置されていることから、歩行者の安全面にも配慮されています。

2. 路線状況と交通

志摩市道里鹿谷線には甲賀口交差点という交通信号機が設置された交差点があり、ここには3か所の横断歩道があります。ただし、歩行者用信号機は1か所のみのため、追加設置を志摩市が三重県警察本部に要望しています。さらに、阿児町立の神保小学校や志摩市立の東海小学校・中学校への通学路としても利用されており、市道中学校線がこの交差点に接続しています。この市道は見通しが悪いため、安全性向上のため、沿道の樹木伐採等の対策が進められています。

周辺には「中川物産」のガソリンスタンドやファミリーマート志摩こうか店（旧サークルK）があり、住民の生活にも密接に関連しています。また、同名のバス停が設置されており、御座港へ向かうバスや鵜方駅前、磯部バスセンター、伊勢市駅前方面行きのバスが運行されています。

3. 利用状況と地理

志摩市道里鹿谷線は、特に東海小学校・東海中学校への通学路として重用されています。2005年から2010年にかけての交通データによれば、学生の通学だけでなく、地域住民の日常的な移動にも利用されていることがわかります。

この道路が通過する自治体は三重県志摩市であり、接続する路線には三重県道61号磯部大王線と国道260号、そして志摩市道中学校線があります。

4. 歴史

志摩市道里鹿谷線は、1959年1月25日に三重県道728号里鹿谷線として路線認定が行われました。当初の路線認定区域は志摩郡阿児町甲賀字里から同町字鹿谷まででした。その後、1991年に全面開通し、2007年には一部の改正が行われ、最終的に2013年に三重県道728号が廃止され、現在の志摩市道として再編成されました。

この道は地域の発展と発展の歴史が詰まった重要な交通路であり、今後も地域の人々に欠かせない存在であり続けることでしょう。

もう一度検索