愛のA・B・C・D

愛のA・B・C・D

『愛のA・B・C・D』（あいのエービーシーディー）は、1980年11月25日から1981年1月6日まで、日本テレビ系列の「火曜劇場」枠（毎週火曜日22:00〜22:54）で放送されたテレビドラマです。「火曜劇場」において、未成年の女優が主役を務めた唯一の作品であり、社会派色の強い異色作として知られています。

概要

物語は、中学生の河島涼子が体調不良を訴えるところから始まります。しかし、その原因は妊娠であり、相手である滝村猛と結婚したいと告白します。この告白が、双方の両親、クラスメート、教師、PTAといった学校や周囲の人々を巻き込む騒動へと発展していきます。

『愛のA・B・C・D』は、中学生カップルに子供ができた際、大人がどのように対応すべきか、ローティーンの性の問題を真正面から取り上げ、シリアスに描いています。ドラマ内では、「本作のストーリーは決して現実とかけ離れたフィクションではない」というメッセージを伝えるため、性に関する生徒や親たちのアンケート調査結果も公開されました。

キャスト

河島涼子：蝦名由紀子
滝村猛：尾美としのり
河島源一：中条静夫 - 涼子の父
滝村良：山城新伍 - 猛の父
滝村浅子：中原ひとみ - 猛の母
森下先生：音無美紀子
校長：下元勉
園田二郎：森川正太
長谷直美
下川辰平
下條正巳
浦辺粂子

スタッフ

プロデューサー：深山由美子
脚本：斉藤憐
演出：波多腰晋二
制作：日本テレビ

主題歌

小椋佳『娘よ、さあ飛ぶがいい』（作詞・作曲：小椋佳、編曲：木森敏之）
小椋佳『愛のピノキオ』（作詞・作曲：小椋佳、編曲：木森敏之）

関連事項

十代の出産
14才の母：同じく、中学生の妊娠・出産をテーマにした日本テレビ系のドラマ。本作から26年後に放送されました。

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