音無美紀子

音無 美紀子

音無美紀子（おとなし みきこ、生年1949年12月26日）は、日本の著名な女優で、オフィスのいりに所属しています。彼女は東京都出身で、夫は俳優の村井國夫であり、妹は元女優の音無真喜子です。

来歴

音無美紀子は、服飾業を営む両親のもとに6人姉妹の四女として誕生しました。彼女は頌栄女子学院高等学校を卒業し、高校在学中の1966年に幼馴染の地井武男の勧めで劇団若草に入団。翌年の1967年にはドラマ『これが青春だ』で女優デビューを果たしました。その後も『でっかい青春』でレギュラーキャストとして活躍し、多くの視聴者に親しまれる存在となりました。

1971年には、TBSのドラマ『お登勢』で主演を務め、その後も石井ふく子や橋田壽賀子が手掛けるホームドラマに常連として出演し、名脇役としての地位を固めました。

彼女は1975年に村井國夫と結婚し、一男一女に恵まれています。娘の麻友美は女優として活動し、音無が演じた役の若き日の姿を演じた経験もあります。

音無は、1986年に息子の難病がきっかけで統一教会に入信し、38歳で乳がんの手術を受けました。その後、うつ病に悩まされる時期もありましたが、1992年に夫の説得で教会を脱会しました。

音無美紀子は、2011年に東日本大震災の支援活動として「音無美紀子の歌声喫茶」を立ち上げ、被災地でのチャリティ公演を行っていました。2019年には文化庁の芸術祭賞で演劇部門の優秀賞を受賞し、2024年には急死した妹の件を公表するなど、その人生には多くのエピソードがあります。

人物像

音無美紀子の趣味は多岐に渡り、モダンダンス、ギター、料理、茶道、華道などに親しんでいます。また、日本舞踊の藤間流の名取でもあり、時代劇や舞台においてもその特技を生かしてきました。

出演作品

映画

音無は多くの映画にも出演しています。代表作には『あゝひめゆりの塔』や『男はつらいよ』シリーズ、最近では2023年に公開された『ぬくもりの内側』などがあります。

テレビドラマ

音無はテレビドラマにおいても数多くの作品に出演しています。特にNHKの大河ドラマにいくつか出演しており、『竜馬がゆく』や『勝海舟』などで印象的な役を演じました。また、ポーラテレビ小説やさまざまなシリーズにおいても重要な役どころを担当しています。

舞台

彼女は舞台でも活躍し、屋根の上のバイオリン弾きや女たちの忠臣蔵など、多くの作品に出演してきました。

音無美紀子は、その美しい演技力と多様なキャラクターによって日本のエンターテイメント界で重要な存在感を示しています。彼女の人生は、舞台から画面まで、さまざまな役割を通じて多くの人々に感動を与え続けているのです。

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