愛住町

愛住町（あいずみちょう）

愛住町は、東京都新宿区の南東部に位置する町名です。この町は「丁目」の設定がない単独町名であり、住居表示は実施されていません。主に住宅地として利用されている地域ですが、いくつかの寺院や事業所も存在しています。

地理

愛住町は新宿区の南東に位置し、北部は靖国通りに面しており、この通りを境に富久町や住吉町と接しています。東部は舟町、南部は四谷三丁目、西部は四谷四丁目と隣接しています。町域内は住宅地が大部分を占めていますが、一部に事業所や寺院なども見られます。

地価

2024年1月1日の公示地価によると、愛住町7番12の地点における住宅地の地価は1平方メートルあたり96万6000円となっています。この地価は、都心に近い住宅地としての価値を示しています。

歴史

江戸時代、愛住町は武家地や寺地として利用されていました。1872年（明治5年）に四谷愛住町として成立し、その後1911年（明治44年）に冠称が外され、現在の愛住町となりました。この歴史的背景から、町内には古い寺院が点在しています。

世帯数と人口

2023年1月1日現在、東京都の発表によると、愛住町の世帯数は916世帯、人口は1,401人です。都心に近い立地でありながら、比較的落ち着いた住宅地としての性格を有しています。

学区

愛住町は全域が新宿区立四谷小学校と新宿区立四谷中学校の学区に指定されています（2018年8月時点）。このため、町内の子供たちはこれらの学校に通学することになります。

交通

町域内には鉄道駅はありませんが、東京メトロ丸ノ内線の四谷三丁目駅が利用可能です。また、北部では都営地下鉄新宿線の曙橋駅も利用できます。道路としては、東京都道302号新宿両国線（靖国通り）が北辺を、東京都道319号環状三号線（外苑東通り）が東南端を通っています。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、愛住町には117の事業所があり、1,157人の従業員が働いています。これらの事業所は、地域経済を支える重要な要素となっています。

施設

愛住町には以下の施設があります。

東京消防庁四谷消防署：敷地の北端が町域にかかっています。
愛住公園：地域住民の憩いの場となっています。
週刊つりニュース本社：釣り文化資料館が併設されています。
法雲寺、全長寺、養国寺、浄運寺、安禅寺、正應寺：歴史ある寺院が点在しています。

その他

* 日本郵便：郵便番号は160-0005で、新宿郵便局が担当しています。

愛住町は、都心に位置しながらも、住宅地としての落ち着いた雰囲気を持つ地域です。歴史的な寺院や、生活に便利な施設が点在しており、住みやすい環境が整っています。

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