愛知県道・長野県道10号設楽根羽線

愛知県道・長野県道10号設楽根羽線

愛知県道・長野県道10号設楽根羽線は、愛知県北設楽郡設楽町から長野県下伊那郡根羽村へと至る、総延長約25kmの主要地方道です。この路線は、かつて伊那街道の一部として利用されていた歴史を持ち、両県を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

設楽根羽線は、1954年に主要地方道として指定された歴史ある路線です。この路線は、設楽ダムの建設に伴い、一部区間で付け替え工事が行われています。これにより、道路のルートが変更され、より安全で効率的な交通路が整備される予定です。この道路は、地域の発展に大きく貢献しています。

路線データ

• - 起点: 愛知県北設楽郡設楽町小松（国道257号交点）
• - 終点: 長野県下伊那郡根羽村1987番の1地先（国道153号交点）
• - 総延長: 約25km
• - 実延長距離: 愛知県 -km、長野県 6.6357 km

この路線は、愛知県側と長野県側でそれぞれ延長距離が異なっており、総延長は約25kmとなっています。道路法における区分は、第7条第1項第5号に該当します。

歴史

設楽根羽線の歴史は古く、1920年に県道飯田豊橋線として認定されたのが始まりです。その後、1936年には内務省指定県道となり、1954年には主要地方道田口根羽線として建設省（現・国土交通省）によって指定されました。

• - 1920年：県道飯田豊橋線として認定
• - 1936年：内務省指定県道となる
• - 1954年：主要地方道田口根羽線として指定
• - 1955年：長野県道田口根羽線として認定
• - 1956年：愛知県が路線認定、設楽町設置
• - 1963年：長野県道設楽根羽線へ変更
• - 1964年：主要地方道設楽根羽線に指定
• - 1972年：両県で整理番号を「10」へ統一
• - 1993年：主要地方道に指定
• - 2013年：付替道路が着工

この路線は、幾度かの名称変更や整理統合を経て、現在の愛知県道・長野県道10号設楽根羽線となりました。近年では、設楽ダム建設に伴う付替道路の建設も進められています。

路線状況

設楽根羽線は、別名として伊那街道とも呼ばれています。また、以下の路線と重複する区間があります。

• - 愛知県道427号坂宇場津具設楽線（設楽町津具）
• - 愛知県道80号東栄稲武線（設楽町津具）
• - 長野県道46号阿南根羽線（根羽村上町 - 根羽村下町）

沿線には、道の駅つぐ高原グリーンパークがあり、休憩や観光スポットとしても利用されています。

地理

設楽根羽線は、以下の自治体を通過します。

• - 愛知県: 北設楽郡設楽町
• - 長野県: 下伊那郡根羽村

この路線は、山間部を縫うように走っており、自然豊かな景観が楽しめます。

交差する道路

設楽根羽線は、多くの道路と交差しています。主な交差道路は以下の通りです。

• - 国道257号
• - 愛知県道432号小松田口線
• - 愛知県道427号坂宇場津具設楽線
• - 愛知県道80号東栄稲武線
• - 愛知県道426号・静岡県道287号津具大嵐停車場線
• - 愛知県道507号茶臼山高原設楽線
• - 長野県道46号阿南根羽線
• - 国道153号

これらの交差道路は、地域間の交通を円滑にするために重要な役割を果たしています。

沿線・周辺

設楽根羽線の沿線には、以下のような施設や場所があります。

• - 設楽大橋
• - 設楽町津具総合支所
• - 折元峠（標高910m）
• - 道の駅つぐ高原グリーンパーク
• - 根羽村立義務教育学校根羽学園

これらの施設や場所は、地域住民の生活や観光に貢献しています。

まとめ

愛知県道・長野県道10号設楽根羽線は、愛知県と長野県を結ぶ重要な交通路であり、地域の歴史や文化を伝える道でもあります。設楽ダム建設に伴う付替道路の整備が進められる一方で、沿線の自然や観光スポットも魅力的です。今後も地域の発展に貢献する路線として、その役割が期待されます。

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