愛知県道31号東三河環状線

愛知県道31号東三河環状線

愛知県道31号東三河環状線は、愛知県豊橋市から豊川市御津町西方に至る主要地方道です。国道23号と接続し、東三河地方の環状道路としての役割を担うことが期待されていますが、未開通区間が点在しているのが現状です。

概要

東三河環状線は、豊橋平野をほぼ一周する道路として計画されました。豊橋市街と東名高速道路豊川ICを結ぶアクセス道路としての機能も有しており、一部区間はバイパス（新道）として開通済みです。特に、石巻 - 多米区間は乗小路トンネルの完成により2016年に開通し、利便性が向上しました。豊川市内の三蔵子工区は現在も事業が進められています。

2000年代初頭には、豊橋バイパス・豊橋東バイパスの建設が優先されたため、国道1号岩屋町西交差点以南の区間は事業化が遅れています。この区間の新道は、豊橋市立幸小学校南、高師小学校北、豊橋鉄道渥美線高師駅・芦原駅の中間部、豊橋市保健所西、豊橋市民病院と豊橋西高等学校の中間部を通過する予定です。新道が開通すれば、豊橋医療センターや豊橋市民病院へのアクセスが向上し、国道1号を中心とした市街地の交通混雑緩和に貢献することが期待されています。

路線データ

起点：愛知県豊橋市大山町（国道23号（豊橋バイパス）交点・豊橋港IC）
終点：愛知県豊川市御津町西方入浜（国道23号交点・御津町入浜交差点）
全長：約37km（他路線との重複区間、バイパス並行区間を除く）

沿革

1972年（昭和47年）5月4日：認定
2011年（平成23年）3月29日：豊川市の京次西交差点立体化を含む白鳥工区2km拡幅開通
2011年（平成23年）3月29日：三上工区1.5kmバイパス開通
2012年（平成24年）8月21日：石巻工区1.6kmのうち南側1.0km開通
2015年（平成27年）3月24日：石巻工区の残り北側0.6km開通
2016年（平成28年）3月12日：牛川工区1.1km開通
2019年（平成31年）3月12日：三蔵子工区0.3km開通
2023年（令和5年）5月30日：大崎工区0.8km開通

通過する自治体

愛知県
豊橋市
豊川市

交差・接続する道路

東三河環状線は、以下の道路と交差・接続しています。

国道23号
東三河臨海道路神野大山線・船渡大山線
愛知県道2号豊橋渥美線
国道259号
愛知県道407号伊古部南栄線
愛知県道405号小松原小池線
愛知県道406号東七根藤並線
国道1号
愛知県道4号豊橋大知波線
愛知県道379号石巻山線
愛知県道81号豊橋下吉田線
愛知県道380号豊橋一宮線
国道151号
愛知県道498号三蔵子一宮線
愛知県道334号千万町豊川線
愛知県道21号豊川新城線
愛知県道5号国府馬場線
愛知県道496号白鳥豊橋線
愛知県道375号前芝国府停車場線
愛知県道373号金野豊川線
愛知県道384号小坂井御津線

沿線

豊橋市区間では、国道23号から梅田川沿いを走り、国道1号と合流します。新道は市の東郊を北上し、乗小路トンネルを通って玉川小学校南まで開通しています。旧道は東田交差点からスタートし、豊川市の三上橋東交差点まで複数の県道と重複します。

豊川市区間では、三上橋で豊川を渡り、豊川ICの南を通って樽井町才ノ神まで新道が開通しています。旧道は豊川駅、豊川稲荷を経由し、工業団地の北辺を通り、大崎町方面からの新道に合流します。京次西交差点では国道1号と立体交差しており、豊川為当ICを過ぎると豊川市御津町の中心部西方に到着します。

別名

東三河環状線には、以下の別名があります。

浜道街道（豊橋市）
牛川街道（豊橋市）
青陵街道（豊橋市青陵地区）
柿の木街道（豊橋市石巻地区）
しょうぶ街道（豊橋市小倉橋交差点から豊川市市境まで）
駅前通（豊川市豊川駅前から豊川稲荷前まで）
桜木通（豊川市進雄神社入口交差点から桜木通6丁目交差点まで）
千両街道（豊川市）

脚注

(省略)

関連項目

愛知県の県道一覧

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