愛知県道69号豊橋乗本線

愛知県道69号豊橋乗本線

愛知県道69号豊橋乗本線は、愛知県豊橋市から新城市に至る主要地方道であり、豊川の左岸に沿って走るルートが特徴です。この道路は、豊川の対岸を通る国道151号のバイパスとしての役割も担っています。

概要

豊橋乗本線は、東三河地域の東西を結ぶ重要な路線の一つです。起点は豊橋市旭本町の旭橋交差点で、愛知県道4号豊橋大知波線と接続しています。終点は新城市乗本川向の乗本交差点で、国道257号および愛知県道439号能登瀬新城線と交わります。総延長は約28.6kmです。

路線状況

豊橋乗本線の大部分は対面2車線で整備されていますが、住宅街や集落を通過する区間では歩道がない狭い箇所も存在します。特に、新城市日吉柿ノ平から終点乗本にかけては狭隘路となっており、拡幅などの改良工事が各所で行われています。新城市市川の狭隘・線形不良区間については、豊川左岸の現道に代わり、右岸の有海に新道を建設する計画が進められています。

別名

豊橋乗本線には、地域によって異なる愛称があります。

下条街道：豊橋市旭橋交差点から当古橋東交差点までの区間
しょうぶ街道：豊橋市小倉橋交差点から賀茂町までの区間
別所街道：新城市一鍬田から乗本までの区間

これらの愛称は、地域の歴史や文化を反映したものであり、地元住民に親しまれています。

沿革

豊橋乗本線は、以下の沿革を経て現在に至っています。

1977年（昭和52年）2月28日：認定
2011年（平成23年）4月1日：豊橋鳳来線から豊橋乗本線へ名称変更
2013年（平成25年）12月：神田川を跨ぐ新・下野橋架設を含む豊橋市牛川町下野付近を短絡する新道が開通
2022年（令和4年）2月：新城市乗本浜射場・乗本長筋の幅員狭小・線形不良区間を短絡する新道が開通

これらの改良工事により、交通の円滑化と安全性の向上が図られています。

地理

豊橋乗本線は、以下の自治体を通過します。

愛知県
豊橋市
豊川市
新城市

沿線には、豊かな自然や歴史的な名所が点在しています。

交差・接続する道路

豊橋乗本線は、以下の道路と交差・接続しています。

愛知県道4号豊橋大知波線（多米街道）（旭橋交差点）
愛知県道394号中条豊橋線（旭橋交差点 - 鷺橋北交差点で重複）
国道362号（姫街道）（当古橋東交差点 - 小倉橋交差点で重複）
愛知県道31号東三河環状線（小倉橋交差点 - 三上橋東交差点で重複）
愛知県道499号石巻萩平豊川線（賀茂交差点）
愛知県道381号豊津石巻萩平線（金沢交差点）
愛知県道391号金沢江島停車場線（金沢岡下交差点）
国道301号（挙母街道）（一鍬田畠中交差点 - 庭野交差点で重複）
愛知県道392号新城引佐線（一鍬田畠中交差点 - 鳥原交差点 - 舟着小前交差点で重複）
愛知県道443号富岡大海線（新城市日吉字広畑 - 乗本字舟津・牛渕橋東詰間で重複）
愛知県道439号能登瀬新城線（新城市乗本字舟津・牛渕橋東詰 - 乗本交差点間で重複）
国道257号（新城市乗本川向：乗本交差点、交差）

これらの接続により、広範囲な地域へのアクセスが可能となっています。

沿線

豊橋乗本線の沿線には、以下の施設や観光スポットがあります。

牟呂用水
愛知県東三河事務所
朝倉川（境橋）
豊橋創造大学
賀茂しょうぶ園
吉祥山
水資源機構 豊川用水総合事業部新城支所
牟呂松原頭首工（新城堰堤）、海倉橋
新城カントリー倶楽部
新城市立庭野小学校
桜淵公園
* 新城市立舟着小学校

これらの沿線施設は、地域住民の生活や観光を支える上で重要な役割を果たしています。

まとめ

愛知県道69号豊橋乗本線は、豊橋市と新城市を結ぶ重要な路線であり、沿線の自然や観光スポットを結びつける役割も担っています。改良工事も進められており、今後の発展が期待される道路です。

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