成宮唯

成宮唯

成宮唯（なるみや ゆい、1995年2月22日 - ）は、京都府京都市右京区太秦出身の女子サッカー選手。INAC神戸レオネッサに所属し、ミッドフィールダーとして活躍。元サッカー日本女子代表。

プロフィール

生年月日: 1995年2月22日
出身地: 京都府京都市右京区太秦
ポジション: ミッドフィールダー
所属: INAC神戸レオネッサ
利き足: 右

経歴

サッカー選手である2人の兄の影響を受け、小学校2年生になる直前に太秦サッカー少年団に入団し、サッカーを始める。父親は国士舘大学でサッカーをしていたが、娘にサッカーをさせるつもりはなかった。しかし、成宮本人が自ら入団の手続きを行った。

ユース

中学校に進学する際、父親から「全国には凄い奴がいるから、力試ししてみろ」と言われ、中高一貫教育のJFAアカデミー福島を受験。数々の試験を経て、JFAアカデミー福島に入学。

JFAアカデミー入校後、中学校3年次の2009年にはU-15女子代表ナショナルトレーニングキャンプ「ナショナルトレセン女子U-15」のメンバーに選出。

高校1年時には、東日本大震災の影響でJヴィレッジが使用できなくなり、御殿場高原時之栖に仮移転したアカデミーで高校生活を送った。

シニア

2013年、高校卒業後にベガルタ仙台レディースに加入。しかし、チームのサッカースタイルに馴染めず、同年9月10日にスペランツァFC大阪高槻へ完全移籍。

2014年11月には、プレナスチャレンジリーグ2014の最優秀選手賞を受賞。

2017年、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに加入。

2021年、INAC神戸レオネッサに加入。WEリーグ初年度の2021-22シーズンにはベストイレブンに選出され、チームの初代女王獲得に大きく貢献。

代表

2011年、AFC U-16女子選手権にU-16女子日本代表のキャプテンとして出場。チームを5戦全勝で優勝に導き、自らも大会最優秀選手に選出される活躍を見せ、FIFA U-17女子ワールドカップ出場に貢献。

2012年2月、サッカー女子日本代表の全世代拡大合宿にU-17カテゴリーメンバーとして招集され、なでしこジャパン主体のシニアチームとの練習試合では、決勝ゴールを決めて1-0で勝利するサプライズを起こした。

2012年9月、アゼルバイジャンで開催された2012 FIFA U-17女子ワールドカップに出場。一次リーグ3試合全てに先発出場し3得点を挙げたが、準々決勝でガーナに0-1で敗れ、目標としていた優勝は果たせなかった。

東京オリンピック後の2021年11月、日本代表オランダ遠征に招集され、アイスランド戦でA代表デビューを果たした。

プレースタイル

高い技術と戦術理解度を兼ね備え、中盤でゲームを組み立てる中心選手。正確なパスと視野の広さで攻撃を活性化させ、守備では献身的なプレーでチームを支える。

タイトル

クラブ

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

なでしこリーグカップ：1回（2017年）

INAC神戸レオネッサ

WEリーグ：1回（2021-22シーズン）
皇后杯 JFA 全日本女子サッカー選手権大会：1回 (2023)

代表

EAFF E-1サッカー選手権：1回（2022年）

個人

WEリーグ ベストイレブン：1回（2021-22シーズン）
WEリーグ 優秀選手賞: 3回 (2021-22、2022-23、2023-24)
チャレンジリーグ 最優秀選手賞：1回（2014年）
AFC U-16女子アジア選手権 最優秀選手：1回（2011年）

関連項目

丸山桂里奈
* 本並健治

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