成甲書房

株式会社成甲書房について

株式会社成甲書房（せいこうしょぼう）は、東京都千代田区神田神保町に本拠を持ち、ノンフィクションを専門とする出版社です。1979年に設立され、さまざまなテーマの書籍を出版しています。陰謀論や超常現象といった異色の作品から、日常生活にかかわる内容まで、幅広いジャンルを網羅しています。

創業者・朴甲東

成甲書房の創業者である朴甲東は、1919年3月11日、朝鮮慶尚南道丹渓里に生まれました。彼は名門両班の地主の次男として育ちました。1941年に早稲田大学を卒業した後、帰国し朝鮮独立運動に身を投じました。抗日パルチザン「朝鮮独立同志会」を組織し、独立のために戦った彼の活動は多くの人々に影響を与えました。

戦後、朴は朝鮮共産党機関紙「解放日報」の記者を務め、その後南朝鮮労働党に合流しました。1948年、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）が建国されると、彼は文化宣伝省のヨーロッパ部長に就任しますが、1950年には金日成の粛清により逮捕、監禁されました。その後1956年に釈放され、すぐに北朝鮮を脱出し日本へ移住。以降は金日成政権に対する批判を続けました。

彼はまた、朴正煕との関係も深く、彼の依頼でアメリカに赴き中ソとの国交回復の交渉を任されましたが、朴正煕が暗殺されたことでその任務を果たすことはできませんでした。最終的には1992年1月に朝鮮民主統一救国戦線の常任議長に就任しました。

成甲書房の出版物

成甲書房は多くの著名な著者たちとのコラボレーションによって知られています。主な著者には以下のような方々がいます。

• - 池口恵観：『心を鍛えれば運は開ける』
• - 太田竜：『天皇破壊史』
• - 鬼塚英昭：『天皇種族・池田勇人』
• - 落合莞爾：『京都ウラ天皇と薩長新政府の暗闘』
• - ジョン・コールマン：『新版300人委員会』
• - 副島隆彦：『フリーメイソン＝ユニテリアン教会が明治日本を動かした』など

これらの著書は、特定のテーマに対する独自の見解や洞察を提供しており、読者からの支持を集めています。さらに、成甲書房は、様々な見解や研究に基づいた書籍を通じて、社会に対する新たな視点を提供することを目指しています。独自の切り口で書かれた作品は、多くの読者に新たな発見や理解をもたらすことでしょう。

まとめ

成甲書房は、ノンフィクションの出版を通じて、歴史や政治、文化に関する知識を深めるための貴重な情報源となっています。その幅広いテーマ設定と著者陣の多様性により、多くの読者に親しまれる出版社としての地位を確立しています。

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