戦極姫2〜戦乱の世、群雄嵐の如く〜

戦極姫2：シリーズの進化と多様な展開

『戦極姫2〜戦乱の世、群雄嵐の如く〜』は、2010年2月19日に発売されたPC用アダルトゲームです。前作『戦極姫〜戦乱の世に焔立つ〜』をベースに、複数のプラットフォームで展開され、シリーズの進化を示す作品となりました。

多様なプラットフォーム展開

PC版の発売に続き、2010年6月24日にはXbox 360版『戦極姫2〜葉隠の乙女、風雲に乗ず〜』が発売されました。タイトル通り、新たなシナリオや要素が追加されています。さらに同年12月2日には、シナリオとシステムを一新し、新キャラクターを追加した『戦極姫2〜百華、戦乱辰風の如く〜』がPlayStation 2とPlayStation Portableでリリースされました。PS2版とPSP版では異なる追加シナリオが用意されているなど、プラットフォームごとの違いも楽しめます。

派生作品：雀極姫

『戦極姫2』の世界観を受け継いだ派生作品として、2011年1月28日には18禁脱衣麻雀ゲーム『雀極姫』が発売されました。『戦極姫2』のキャラクターたちが麻雀で競い合う、ファン向けのスピンオフタイトルとなっています。

システムとゲーム性

前作からの変更点として、武将スキルと経験値システムが強化されました。前作のPS2版とPSP版に追加されていたシナリオも、本作では両方プレイ可能です。主人公の立場も、伊達家と対立する豪族の元家臣、もしくは軍師の後継者という異なる視点から物語を楽しむことができます。Xbox 360版ではさらに新たなシナリオが追加されているのも特徴です。

内政システムも追加され、内政コマンドの効果が内政能力に左右されるようになりました。戦闘ではユニットが騎馬、槍、弓の3種類に分類され、三すくみの関係性を持つなど、戦略性の高い戦闘システムが採用されています。

また、徳川家が織田家に吸収され、一部武将の所属が変更されているなど、歴史的な設定にも変更が加えられています。一部武将の絵師も変更されており、キャラクターデザインにも変化が見られます。

登場キャラクター

『戦極姫2』では、前作からのキャラクターに加え、新規キャラクターや女性化された武将が多数登場します。それぞれのキャラクターには、歴史上のモデルに基づいた設定と、個性的で魅力的な個性、そして詳細なプロフィールが与えられています。例えば、前田利家は信長の小姓で、前田慶次の妹という設定になっています。また、龍造寺隆信の腹心である鍋島直茂は、常に鬼の面で顔を隠しているなど、独特の雰囲気を持つキャラクターです。

その他にも、大内家の文治派筆頭である相良武任、陶家の弘中隆兼、尼子家の尼子経久、河野家の河野通直、一条家の「一条パウロ」、三好家の三好長慶、筒井家の島左近、浅井家の藤堂高虎など、多くの武将が個性的な女性キャラクターとして描かれています。

PS2版、PSP版、Xbox 360版では、さらに多くのキャラクターが追加されています。これらの追加キャラクターも、歴史上の武将をモデルとしており、独自の個性と魅力を持っています。

まとめ

『戦極姫2』は、前作をベースにしながらも、多様なプラットフォーム展開、システムの進化、新キャラクターの追加など、様々な要素が強化・追加された作品です。戦略性の高い戦闘システム、個性豊かな女性武将たち、そして魅力的なストーリーは、多くのプレイヤーを惹きつけました。シリーズファンのみならず、戦国時代を舞台にしたゲームに興味のあるプレイヤーにもおすすめできる作品です。

もう一度検索