戸田忠喬

戸田忠喬（とだ ただたか）は、江戸時代中期に下野足利藩（現在の栃木県足利市）を治めた第5代藩主です。宇都宮藩戸田家の分家にあたる家に生まれました。

明和元年（1764年）10月6日、第4代藩主・戸田忠言（とだ ただとき）の八男として誕生しました。明和8年（1771年）に兄の忠如（ただゆき）が早世したため、12月23日に世子（跡継ぎ）に指名されます。安永3年12月（1775年）に父が死去したため、安永4年（1775年）2月8日に家督を継ぎ、足利藩の藩主となりました。

安永9年12月18日（1781年）には、従五位下・大炊頭（じゅごいのげ・おおいのかみ）に叙位・任官されています。これは、朝廷における位階と役職であり、藩主としての地位を示すものでした。文政4年（1821年）4月7日、三男の忠禄（ただあき）に家督を譲り、隠居しました。そして、天保8年（1837年）4月16日に74歳で亡くなっています。

系譜

父母
父：戸田忠言
母：丸野氏（側室）
正室、継室
正室：利尾 - 戸田忠寛の養女、戸田忠盈の娘
継室：喜勢 - 毛利広寛の長女
継々室：戸沢正諶の娘
側室
鈴木氏
永持氏
子女
長男：戸田忠居 - 母は鈴木氏（側室）
娘：牧野忠救正室 - 母は鈴木氏（側室）
次男：藪忠可 - 母は永持氏（側室）
娘：戸田勝喬室
三男：戸田忠禄 - 母は永持氏（側室）
* 養女：中根氏の養女 - 母は永持氏（側室）

戸田忠喬は、74年の生涯において、足利藩の藩主として、また一人の人間として、様々な出来事を経験したことでしょう。彼の治世が藩にどのような影響を与えたのか、今後の研究が待たれます。

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