手宮公園

手宮公園

手宮公園は、北海道小樽市に位置する都市公園であり、その歴史は明治時代に遡ります。高台に位置し、小樽港を一望できる展望台は、訪れる人々を魅了する絶景スポットです。

歴史

1900年（明治33年）に国有地の払い下げを受けて開園した手宮公園は、北海道内でも有数の歴史を持つ都市公園です。長きにわたり、市民の憩いの場として親しまれてきました。

特徴

桜の名所

春にはソメイヨシノ、エゾヤマザクラ、チシマザクラなど、約700本の桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。
北限の栗林

天然林としては北限となる栗林があり、秋には栗拾いを楽しむことができます。
幻の滝

冬から春にかけての雪解け時期に、公園南側の崖に現れる小さな滝。かつては「清水の沢」と呼ばれ、明治時代には鉄道工場や付近の住民の生活用水として利用されていました。
北の造園遺産

2014年（平成26年）には、「北の造園遺産」に選定されました。

施設

小樽手宮公園競技場

1934年（昭和9年）開設の歴史ある競技場。2000年（平成12年）に全天候型競技場に改修され、日本陸上競技連盟第3種公認競技場となっています。
手宮緑化植物園

1983年（昭和58年）開園。日本庭園、桜園、水生植物園など、様々なテーマの見本園や緑の相談所があります。
手宮洞窟

公園の地下に位置する洞窟。内部には古代の壁画が残されており、国の史跡に指定されています。小樽市総合博物館側から入場可能です。
小樽テレビ中継局

小樽市内を一望できる高台に建てられています。
碑
公園内には、尼港事件の犠牲者を追悼する「尼港殉難者追悼碑」や「尼港殉難碑」、青木政徳之碑、物故船員慰霊碑など、様々な碑が建立されています。

アクセス

JR小樽駅から車で約10分
* 小樽市内中心部からバスで約15分

まとめ

手宮公園は、豊かな自然と歴史が調和した魅力的な公園です。春の桜、秋の栗拾い、そして小樽港を一望できる絶景など、四季折々の楽しみがあります。小樽を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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