扶桑レクセル

扶桑レクセル株式会社とは

扶桑レクセル株式会社は、かつて存在した日本の不動産会社です。元々は三和グループに属していましたが、2009年3月1日に親会社であった大京に吸収合併されました。合併後、エンジニアリング部門は扶桑エンジニアリングとして分離独立し、現在はIHI扶桑エンジニアリングとなっています。

歴史

扶桑レクセルの起源は、第二次世界大戦後の1947年に遡ります。外地鉄道（南満州鉄道、華北交通、華中鉄道）の従事員引揚者の更生援護を目的として、運輸省（現国土交通省）、国鉄（現JR）、大陸鉄道従事員援護会などの支援のもと、資本金50万円で「扶桑興業株式会社」として設立されました。

その後、1961年には東京証券取引所2部に上場を果たし、1991年に「扶桑レクセル株式会社」へと社名を変更しました。しかし、2007年5月には大京の完全子会社となることが決定し、同年7月26日に上場廃止となりました。

そして、2009年3月1日、大京に簡易吸収合併され、その歴史に幕を閉じました。

三和グループとの関係

扶桑レクセルは、かつて三和グループのメンバーであり、三和系の企業で設立されたみどり会の会員企業でした。しかし、大京に吸収合併されたことに伴い、みどり会を退会しました。皮肉なことに、かつての親会社であり、扶桑レクセルを吸収合併した大京は、現在もみどり会の会員企業であり、三和グループに属しています。

関係会社

扶桑レクセルの関連会社としては、以下のような企業が挙げられます。

大京
大京リアルド
大京アステージ
IHI扶桑エンジニアリング：2009年6月にかつての扶桑レクセルの機械式立体駐車装置事業部門を大京から会社分割する形で設立された企業です。

関連人物

扶桑レクセルに関連する人物としては、安倍徹夫が挙げられます。

現在

扶桑レクセルという会社は既に存在しませんが、IHI扶桑エンジニアリングとして、その技術とノウハウは今も受け継がれています。IHI扶桑エンジニアリングは、機械式立体駐車装置をはじめとする様々なエンジニアリング事業を展開しており、社会の発展に貢献しています。

参考情報

* IHI扶桑エンジニアリング公式サイト

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