抱きしめたい (崎谷健次郎の曲)

シングル「抱きしめたい」について

1995年9月21日にリリースされた「抱きしめたい」は、崎谷健次郎の通算18枚目のシングルです。この楽曲は、彼のキャリアの中で特別な位置を占める一曲であり、心の内を歌った素直なバラードになっています。また、カップリングとして「原色の花」が収録されています。

プロデュースとアートワーク

このシングルのプロデューサーは崎谷健次郎自身であり、彼の手がける作品に対する情熱が垣間見えます。CDジャケットには、「崎谷健次郎」という漢字のロゴが初めて披露され、視覚的にも彼のブランドを強調しています。「泣かなくてもいい」以来、初めてPONY CANYONレーベルからのリリースとなり、リスナーに新たな期待を抱かせます。

全楽曲は崎谷がプログラミングとキーボードを担当しており、シンセサイザーのオペレーターには彼と北城浩志が名を連ねています。これにより、音楽のクオリティが一貫して高められていることが感じられます。

楽曲の詳細

抱きしめたい

「抱きしめたい」は、崎谷が初めて挑戦したヒップホップの要素が取り入れられた楽曲で、片想いの感情をストレートに表現しています。その歌詞は、彼の独特の感性と深い思いを感じさせ、聴く人の心に響きます。この曲はオリジナルアルバムには収録されていないものの、4thベスト・アルバム『崎谷健次郎 GOLDEN☆BEST』には含まれており、聴き逃せない一曲です。

作詞は、崎谷にとって初めての取り組みとなる岩里祐穂によるもので、彼女の力強い言葉は楽曲に新鮮な風を吹き込みます。また、岩里祐穂が制作に関わったオムニバス・アルバム『Ms.リリシスト〜岩里祐穂作詞生活35周年Anniversary Album〜』には、この曲も収録されています。エレクトリック・ギターは渡辺格によって演奏されています。

原色の花

もう一つの収録曲「原色の花」は、崎谷がインドネシア・バリ島への旅行から着想を得た曲で、現地の民族音楽であるガムランのサウンドエフェクトが使われています。この曲もオリジナル・アルバムやベスト・アルバムには未収録ですが、彼の音楽的探求心を感じさせる作品です。

この曲は3rdアルバム『KISS OF LIFE』以来の有木林子による作詞曲で、リズミカルでありながらも風格を兼ね備えた楽曲です。さらに、2ndインストゥルメンタル・アルバム『KENJIRO SAKIYA HAND MADE MUSIC BOX 'BRIDAL EDITION'』には、オルゴールバージョンが楽しめるなど、異なる形でその魅力を体感できます。バックグラウンドボーカルに崎谷健次郎自身が参加し、スティール・ギターとアコースティック・ギターは今剛が手掛けています。

収録曲一覧

全曲の作曲および編曲は崎谷健次郎によるもので、彼の音楽に対する情熱とクリエイティビティが色濃く反映されています。

• - 抱きしめたい（作詞：岩里祐穂）
• - 原色の花（作詞：有木林子）
• - 抱きしめたい（インストゥルメンタル・バージョン）

「抱きしめたい」は崎谷健次郎の音楽的な冒険を象徴する作品であり、彼の才能を改めて感じさせてくれる魅力的なシングルとなっています。

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