拓殖大学レスリング部

拓殖大学レスリング部

拓殖大学の体育局に所属するレスリング競技チームは、全日本学生レスリング連盟に名を連ね、大学スポーツの主要な競技団体の一員として活動しています。学内では麗澤会体育局の一員として、他の運動部と共に学生スポーツの発展に貢献しています。

歴史

その歴史は古く、昭和13年（1938年）に渡辺晶一郎氏によって同好会として産声を上げました。当時の学生たちの熱意と努力により、レスリング活動が本格的にスタートしました。そして、創部からわずか2年後の昭和15年（1940年）には、正式な大学の運動部として認められ、その地位を確立しました。以来、日本の学生レスリング界において、常に主要な一角を占める存在として発展を続けています。

現在の体制

チームの指揮は、現在、部長として1988年のソウルオリンピックおよび1992年のバルセロナオリンピックに出場した実績を持つ西口茂樹氏が執っています。また、監督は、多方面で活躍する元総合格闘家であり、本学の卒業生（拓殖短期大学）でもある須藤元気氏が務めており、そのユニークな視点と経験がチームに新たな風を吹き込んでいます。両氏の指導のもと、学生たちは日々厳しい練習に励んでいます。

主な出身者

拓殖大学レスリング部は、数々の著名な選手を輩出しており、日本のレスリング界、さらにはプロの世界でも活躍する人材を送り出してきました。特筆すべきは、オリンピックの舞台で日本代表として戦った選手たちの存在です。黎明期からローマオリンピックに出場した高比良政利氏、東京オリンピック代表の中浦章氏、アテネオリンピック代表の豊田雅俊氏などが名を連ねています。また、近年ではロンドンオリンピックにおいて、66kg級で日本レスリング男子として24年ぶりとなる金メダルを獲得した米満達弘氏、そして同じくロンドン大会55kg級で銅メダルを手にした湯元進一氏という二人のメダリストを同時に輩出するという快挙を成し遂げています。これらの実績は、本学レスリング部のレベルの高さと、世界に通用する選手を育成する能力を証明しています。さらに、プロレスラーとして活躍した山口竜志氏のような格闘技界に進んだ卒業生や、高谷惣亮氏など、現在も日本のレスリング界で注目される選手もOB・OGとして名を連ねています。彼らの活躍は、現役学生たちにとって大きな目標であり、モチベーションの源となっています。

このように、拓殖大学レスリング部は長い歴史と輝かしい実績を持ち、日本のレスリング界において重要な役割を果たし続けています。多くの卒業生がそれぞれの道で活躍しており、今後のさらなる発展が期待されるチームです。

関連項目

拓殖大学の人物一覧

外部リンク

拓殖大学レスリング部オフィシャルウェブサイト
※外部リンクは例示です。実際のリンクはご確認ください。

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