拝島大師

拝島大師（本覚院）

拝島大師、正式には本覚院は、東京都昭島市拝島町一丁目に位置する天台宗の仏教寺院です。ここでは、比叡山延暦寺の中興の祖である元三大師（良源、慈恵大師）が本尊として祀られています。拝島大師は、地域の信仰の中心として多くの参拝者に親しまれています。

本尊とその由来

拝島大師に祀られている元三慈恵大師の像は、良源自身がその肖像を刻んだとされており、元々は比叡山の横川に安置されていました。寺の伝説によると、元亀2年（1571年）には織田信長によって比叡山が焼き討ちに遭い、その際、敬諶大僧都がこの大師像を持ち出しました。敬諶はその後、各地を回りながら1578年（天正6年）にこの地に大師像を安置し、本覚院を創建したと言われています。

縁日と参拝

毎年1月2日と3日には「だるま市」が開催され、多くの人々が初詣に訪れ、大変賑わいます。だるま市では、様々な種類の達磨が販売され、訪れる人々はお祈りをしながら願いを込めてそれらを購入します。こうした行事は、地域の人々にとって重要な文化的イベントであり、拝島大師を訪れる際の大きな魅力の一つです。

交通アクセス

拝島大師へのアクセスは、公共交通機関を利用するのが便利です。東日本旅客鉄道（JR東日本）の青梅線「昭島駅」から徒歩約20分または、同じく青梅線や五日市線、八高線、そして西武拝島線を利用し「拝島駅」で下車、立川バスの「立川駅北口行き」に乗り、拝島大師前で下車すれば徒歩1分で到着します。また、東京都道29号立川青梅線（奥多摩街道、旧道）沿いにも位置しており、アクセスは非常に良好です。

住所

拝島大師の住所は、東京都昭島市拝島町1-6-15です。この地は、都心から少し離れた静かな環境にあり、訪れる人々に心を落ち着けさせる空間を提供しています。

拝島大師は、地域の歴史と信仰が息づく場所であり、訪れる人々にとって大切な精神的な拠り所となっています。多くのイベントや祭りを通じて、地域のコミュニティと共に歩んでいるこの寺院は、昭島市の象徴的な存在と言えるでしょう。

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