摩嶋一整

摩嶋一整：日本の総合格闘家の軌跡

摩嶋一整（まじま かずまさ）は、1991年10月16日生まれの日本の男性総合格闘家で、山口県周南市出身です。彼は毛利道場に所属し、Rebel FCのフェザー級王者として知られています。その戦歴は豊富で、特にRIZINでの活躍が注目されています。

幼少期からのルーツと格闘技の始まり

摩嶋は幼少期に柔道を始め、3歳の時からその道を歩み始めました。山口県立南陽工業高校の柔道部に在籍していたころには、インターハイや国体など全国の舞台での経験も積みました。彼は20歳の時、運動不足を解消するために毛利道場に入門し、総合格闘技の道に進むことになります。

プロデビューと初期の成功

2013年、21歳でプロデビューを果たすと、彼の才能はすぐに頭角を現します。2014年10月には、全日本アマチュア修斗選手権のウェルター級に出場し、準決勝で敗退したものの3位を獲得。その後、2015年には修斗新人王決定トーナメントのライト級で見事なパフォーマンスを披露し、1回戦では岩本達彦を、決勝戦では湯川和弥を相手にいずれも一本勝ちし、同年度のライト級新人王と敢闘賞を受賞しました。

Rebel FCでのタイトル獲得

2018年にはRebel FC 7のフェザー級タイトルマッチに挑み、王者ホドルフォ・マルケスに対して見事な勝利を収め、王座を獲得しました。このタイトルマッチでの勝利は、彼のキャリアにおいて大きな転機となりました。続く2019年には、PANCRASE 305で元フェザー級キング・オブ・パンクラシストの田村一聖を相手に勝利を収めています。

RIZINでの挑戦

2020年、摩嶋はRIZINと契約し、14勝1敗の成績で新たな挑戦を始めました。しかし初戦では現修斗世界フェザー級王者の斎藤裕との対戦でTKO負けを喫するなど厳しい結果も経験しました。それでも彼は挑戦を続け、2023年にはRIZIN.42で元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏と対戦し、見事な一本勝ちを収めてRIZIN初勝利を飾りました。続いて行われたRIZIN.44でも勝利を収め、着実に成績を残しています。

最近の試合と今後の展望

2024年にはRIZIN LANDMARK 8で元DEEP2階級王者の今成正和と対戦し、有利に試合を進めていたものの、逆転の一本負けを喫しました。この試合は一時的な挫折でしたが、彼は再び挑戦を続け、同年7月にはPANCRASEの現王者との対戦が控えています。

人物と入場曲

摩嶋はRIZINの公式YouTubeチャンネルで特集されるなど、ファンとのつながりを大切にしています。彼の入場曲にはラッパーのZORNの「Walk This Way feat. AKLO」が使われており、独自のスタイルを強調しています。

総合格闘技の世界で名を馳せる摩嶋一整の未来には、さらなる成功が期待されています。これからの活躍にも注目が集まります。

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