政田駅

政田駅（まさだえき）は、かつて岐阜県本巣市に存在した名古屋鉄道揖斐線の駅でした。

歴史

政田駅は、揖斐線の前身である美濃電気軌道によって1926年（大正15年）に開業しました。以下にその歴史をまとめます。

1926年（大正15年）4月6日：美濃電気軌道北方線の北方町駅（のちの美濃北方駅） - 黒野駅間の開業と同時に開設。
1930年（昭和5年）8月20日：美濃電気軌道が名古屋鉄道（初代）に合併。名古屋鉄道揖斐線の駅となる。
1962年（昭和37年）8月10日：新駅舎が完成。
1972年（昭和47年）11月1日：無人化（同年10月21日の単線自動化によるもの）。
2005年（平成17年）4月1日：揖斐線の忠節駅 - 黒野駅間が営業廃止。これに伴い、政田駅も廃駅となりました。

駅構造

政田駅は、ホーム2面2線の交換可能駅でした。揖斐線内には他に尻毛駅と美濃北方駅も交換可能駅として存在しましたが、これらの駅が上り線のみ片側分岐する形態であったのに対し、政田駅は上下線ともY字に分岐する特徴的な構造を持っていました。

利用状況

『名古屋鉄道百年史』によると、1992年度当時の1日平均乗降人員は616人でした。これは、当時の名鉄全駅（342駅）中263位、揖斐線・谷汲線（24駅）中7位という順位でした。

近隣施設

真正郵便局
岐阜バス・政田バス停（代替交通手段）

隣の駅

名古屋鉄道
揖斐線

真桑駅 - 政田駅 - 下方駅

参考文献

徳田耕一『名鉄600V線の廃線を歩く－惜別の“岐阜線”と空港線誕生』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 978-4-53305-883-7。
今尾恵介（監修）『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790025-8。

関連項目

廃駅

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