斉藤こず恵

斉藤こず恵のプロフィール

斉藤こず恵（さいとう こずえ）は、1967年9月30日に東京都国分寺市で生まれた日本の女優、声優、そしてブルース歌手です。彼女は子役として芸能界に入った経歴を持ち、現在も様々なメディアで活躍しています。公式にはプロダクション・エースに所属しています。

幼少期と芸能界入り

斉藤は1971年、わずか3歳の時に劇団若草に入団しました。同じ時期に入団した坂上忍や杉田かおるらとともに成長し、特に坂上忍とは現在も親しい友人関係を続けています。こうした背景から、芸能や舞台の世界に早くから触れることとなりました。

知名度の高い出演作

1974年にはNHKの朝ドラ『鳩子の海』で、主人公の鳩子役を演じ、最高視聴率53.3%を記録。この作品を通じて、彼女は天才子役としての名声を得ました。さらに1976年には、シングル「山口さんちのツトム君」が大ヒットし、その名を広げます。この同年には、TBSドラマ『夜明けの刑事』にも出演し、坂上忍と共演するなど、子役時代の活動は多岐にわたりました。

学業と留学

中学時代に、一時芸能活動を休止しました。藤村女子高等学校を卒業後、テンプル大学ジャパンキャンパスに進学し、アメリカへ留学。その後、ニューヨーク州立大学に転校し、大学生活を送ることになります。ここで、教会の聖歌隊に参加したことがきっかけで、女優やブルース歌手としての活動も再開。

結婚と人生の転機

1996年、ニューヨークでアメリカ人の実業家と結婚し、「玉の輿」として話題になりますが、家庭の事情で日本に戻ることになります。その後、ストレスから著しい体重増加に悩まされ、2000年には著書『太っていたっていいじゃない』を出版。2002年に交際した夫との離婚も経験し、彼女の歩みは波乱に満ちていました。

健康の問題とダイエット

2004年には、甲状腺癌と診断され、レーザー治療を選択。がん治療に伴う多くの試練を乗り越えました。抗がん剤の副作用により、しばらくは仕事ができない状況が続きましたが、彼女はその後、体重を97kgから42kgまで落とす急激なダイエットに成功。これは多くのメディアに取り上げられることになります。

現在の活動

現在は、演劇集団「Stinky Project」を立ち上げたり、声優養成所「YOUボイス・アクターズスタジオ」で講師を務めたりと、多岐にわたる活動を行っています。また、2014年には隠し子だったことを告白し、個人の人生についてもオープンにしています。2021年には22歳年下の男性と再婚し、私生活も新たなステージに突入しました。

主要な出演作と音楽活動

斉藤は、映画、テレビドラマ、舞台、声優など多方面で活躍し、例えば『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』や『HUGっと!プリキュア』などのアニメでも活躍しています。また、シングルやアルバムもリリースし、音楽活動にも力を入れています。

彼女の活動は多岐にわたりますが、その姿勢や経験は、他の多くのアーティストやファンに影響を与え続けています。

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