斎藤充弘

斎藤充弘（さいとう みつひろ）は、1968年12月17日生まれ、長野県伊那市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打でした。現在は東京ヤクルトスワローズのチーム運営部で球団職員として活躍しています。

プロ入り前

小学4年生から野球を始め、伊那北高校では1年生秋からマウンドに上がるも、県大会ベスト8が最高成績で甲子園出場は叶いませんでした。その後、首都大学野球連盟に所属する日本体育大学に進学。1年上には有倉雅史がいました。大学4年秋の明治神宮大会では初戦完封勝利を記録し、リーグ通算成績は6勝4敗でした。

大学卒業後は、社会人野球の日立製作所に入社。都市対抗野球大会には補強選手も含めて3年連続で出場し、1993年の東京スポニチ大会では諸積兼司と共にチームの優勝に大きく貢献しました。

プロ野球選手として

1993年のドラフト会議で、逆指名制度によりヤクルトスワローズから2位指名を受け入団。切れの良い速球、スライダー、フォークを武器とする本格派右腕として期待されました。しかし、当時のヤクルト投手陣は層が厚く、一軍の壁は厚く、なかなか出場機会を得られませんでした。一時はサイドスローに転向するなど、試行錯誤を続けました。

1996年にはイースタン・リーグで11勝を挙げ、見事最多勝投手のタイトルを獲得しました。その後も一軍での活躍を目指しましたが、2000年に現役を引退しました。

引退後

現役引退後は、ヤクルト球団の職員としてチーム運営部に所属し、チームを支える活動を続けています。

記録

初登板：1994年4月13日、対広島東洋カープ1回戦（広島市民球場）、3回裏2死より2番手として救援登板、1回2/3を6失点
初奪三振：同上、3回裏に緒方孝市から
初先発：1995年10月8日、対中日ドラゴンズ26回戦（ナゴヤ球場）、4回2失点

背番号

12（1994年 - 2000年）


斎藤充弘は、プロ野球選手としての活躍だけでなく、引退後も球団を支える重要な役割を担っています。その野球への情熱は、現在もチーム運営の現場で活かされています。

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