斎藤春麿

斎藤春麿は、1894年（明治27年）4月12日に滋賀県で生を受けました。彼は大日本帝国陸軍の軍人としてその生涯を捧げ、最終階級は陸軍少将にまで昇進しました。

陸軍士官学校第27期を卒業後、1939年（昭和14年）3月9日には熊本陸軍幼年学校の訓育部長に就任。同年8月1日には陸軍歩兵大佐へと進級しました。翌1940年（昭和15年）8月には歩兵第51連隊長として、日中戦争に出征。第13軍、第15師団、第15歩兵団に所属し、南京周辺に駐屯して同地の警備を担当しました。

1941年（昭和16年）5月には、陸軍歩兵学校の教官に転任し、後進の育成に尽力しました。その後、1943年（昭和18年）3月には大阪陸軍幼年学校長に就任し、次世代の軍人を育成する重責を担いました。1944年（昭和19年）8月には陸軍少将に進級し、その軍歴における最高位に到達しました。

しかし、斎藤春麿は1945年（昭和20年）2月2日、大阪陸軍幼年学校長の在任中にその生涯を閉じました。激動の時代を駆け抜け、軍人としての責務を全うした生涯でした。

参考文献

福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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