新・河原町東入ル

新・河原町東入ル

概要

『新・河原町東入ル』（しん・かわらまちひがしいる）は、1977年4月7日から同年9月29日まで、関西テレビが制作し阪急ドラマシリーズ枠で放送されたテレビドラマです。全26回にわたって放映されました。

本作は、以前に放送された『河原町東入ル』の続編という位置づけですが、その内容は前作から大きく変更されています。まず、物語の形式が連続ドラマから一話完結方式に改められました。さらに、主人公は前作の女性から男性へと変わり、物語の舞台もブティックから建築会社へと移されています。登場人物に関しても、前作との直接的な関連性はほとんどありません。しかし、主要キャストの一人である夏夕介は、前作に引き続いてレギュラー出演しています。

物語

主人公は、長年連れ添った妻を亡くしてから一人で暮らしている建築家の佐久良一馬（関口宏）。彼は友人の大吉（夏夕介）と共に立ち上げた建築会社を軌道に乗せた頃、新たな人生のパートナー、つまり再婚相手となる可能性のある女性たちと出会います。彼女たちはそれぞれ魅力的であり、佐久良は何度か良い関係になりかけますが、様々な出来事が起こり、なかなか再婚には至らない…という物語が、各話完結の形式で描かれていきます。

登場人物・キャスト

物語の中心となる主人公・佐久良一馬を関口宏が演じました。彼の友人である大吉役には夏夕介がキャスティングされています。その他の主要なレギュラーキャストには、岡田茉莉子、山田はるみ（ミキ役）、加賀まりこ（笑子役）などが名を連ねています。また、育かつみ、三代まさる、吉川佳代子、藤川勝也（京之介役）、山口朱美（田所夫人役）、佐野守（吉村役）、永野達雄（黒川役）、波田久夫（兼子松吉役）、原良子（綾子役）らが出演しました。

特に本作の特徴として、各話に登場する豪華なゲスト出演者たちが挙げられます。物語の鍵となる女性として、当時の人気女優やタレントが多数ゲスト出演し、その多くは2話にわたって登場する構成となっていました。主なゲスト出演者は以下の通りです。

木原光知子（第5話、第6話）
ジャネット八田（第7話、第8話）
由美かおる（第9話、第10話）
浦路夏子（由紀役、第11話、第12話）
真木洋子（第13話、第14話）
真理アンヌ（かつら役、第15話、第16話）
佐野厚子（香役、第17話、第18話）
志穂美悦子（夏子役、第19話、第20話）
岩井友見（さやか役、第21話、第22話）
甲にしき（第23話、第24話）
佐藤オリエ（第25話、第26話）

その他、上月左知子、山本稔、筒井浩二、鰐石鈴子らもゲスト出演しています。

スタッフ・主題歌

本作の制作を支えたスタッフは以下の通りです。

プロデューサー：南光二、内海佑治
製作主任：橘勝彦
監督：三浦紘、高野昭二
脚本：土井行夫、田代淳二

また、主題歌には堀智子の楽曲「兄貴をよろしく」が使用されました。

各話リスト（サブタイトル）

全26話のサブタイトルと放送日は以下の通りです。多くの回で、前編・後編のような形で二つのサブタイトルが一対になっていることがわかります。

第1回（4月7日）：とびこんだ女秘書
第2回（4月14日）：とび出した女秘書
第3回（4月21日）：消えた所長
第4回（4月28日）：甦えった所長
第5回（5月5日）：ケメコの恋人
第6回（5月12日）：ケメコはどこへ
第7回（5月19日）：手のひらに紅のあと
第8回（5月26日）：くちびるに紅のあと
第9回（6月2日）：耳かきいっぱいの恋
第10回（6月9日）：耳かきいっぱいの夢
第11回（6月16日）：木曜日は私に
第12回（6月23日）：木曜日はあなたに
第13回（6月30日）：星をつかむ女
第14回（7月7日）：星に消えた女
第15回（7月14日）：獅子座の女
第16回（7月21日）：乙女座の男
第17回（7月28日）：喪服の下に何かある
第18回（8月4日）：喪服の下にあったものは
第19話（8月11日）：めぐりあったか百年目
第20話（8月18日）：めぐりあったわ十年目
第21話（8月25日）：見知らぬ恋人
第22話（9月1日）：振り向いた恋人
第23話（9月8日）：女はパリの匂い
第24話（9月15日）：男は味噌汁の匂い
第25話（9月22日）：あたしのお好み焼き
* 第26話（9月29日）：あなたのお好み焼き

以上が、テレビドラマ『新・河原町東入ル』に関する主な情報です。

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