新上挙母駅

新上挙母駅の概要

新上挙母駅（しんうわごろもえき）は、愛知県豊田市司町に設置された愛知環状鉄道線の駅です。駅番号は11です。この駅は、地域の交通の要所として利用されています。

歴史

新上挙母駅は、計画段階では仮称として司駅が用いられていました。1988年1月31日に開業し、当初は2両分の長さしかないホームが存在していましたが、1989年度には4両分に延長され、その後も設備の充実が図られました。

下りホームは2007年3月24日に完成し、2008年には三河豊田駅と新豊田駅間の複線化が実施され、相対式2面2線のホームとなりました。続いて、同年3月17日からは平日朝に限り駅員が配置され、自動券売機も設置が進み、駅の利便性が向上しました。

2019年3月2日には、ICカード「TOICA」が使用可能となり、さらにアクセスの便利さが増しました。

駅構造

新上挙母駅は高架構造で、相対式2面2線のホームを有しています。ホームは4両編成に対応しており、改札口は高架下に位置しています。液晶ディスプレイによる出発案内があり、駅員が配置される時間帯では自動券売機を利用できます。ホームへは階段またはエレベーターを利用してアクセスすることができます。

かつては大門駅に似て、複線用の高架路盤の片方を利用して設置されていたホームも、三河豊田駅と新豊田駅間の複線化に伴い、新しいエレベーター付きのホームが建設されました。2007年には新ホームが使用開始され、その後に旧ホームが撤去されました。

乗車駅証明書発行機については、旧ホームの時期はホーム上に設置されていましたが、現在の新ホームへの移設後は改札口に位置しています。

利用状況

豊田市の統計に基づくと、新上挙母駅の一日平均乗降客数は年々変動があります。2004年度には808人、2005年度には愛知万博の影響で1,109人と一時的に増加しました。その後、2006年度には918人に減少しますが、徐々に増加傾向を示し、2019年度には1,639人まで達しました。ただ、2020年度は1,208人に減少し、この数字が今後の利用状況にどのように影響するか注目されています。

駅周辺の施設

新上挙母駅周辺には、いくつかの重要な施設が集まっています。名鉄三河線の上挙母駅や住友ゴム工業名古屋工場、豊田市生涯学習センター、そして豊田市立の朝日丘中学校や童子山小学校が近隣にあるため、学生や多くの人々が訪れます。また、豊田挙母温泉「おいでんの湯」やホテルパレスイン豊田もあるため、宿泊客や温泉目的の訪問者もいます。

さらに、名鉄バスの路線が駅前に整備されており、名鉄豊田市行きやトヨタ記念病院行きのバスが利用されています。バス停名称は「上挙母」となっており、駅前のロータリーを出てすぐの場所に設置されています。

隣の駅

愛知環状鉄道の運行において、新上挙母駅の隣の駅は三河豊田駅（番号10）と新豊田駅（番号12）です。

このように、新上挙母駅は愛知県豊田市において重要な交通拠点としての役割を果たしており、周辺の教育・福祉・観光施設と連携しながら地域社会に貢献しています。今後の利用状況やアップデートが期待されます。

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