新中川町停留場

新中川町停留場は、長崎電気軌道蛍茶屋支線に位置する停留所で、長崎市新中川町にあります。駅番号は41番で、2号系統、3号系統、4号系統、5号系統が停車します。

歴史

当停留場は、1934年（昭和9年）に中川町停留場として開業しました。馬町 - 蛍茶屋間の開通と同日の開業です。1947年（昭和22年）に新中川町停留場に改称し、停留場は新大工町停留場寄りに0.2キロメートル移設されました。新大工町停留場との間には、かつて桜馬場町停留場がありましたが、太平洋戦争下の1944年（昭和19年）に急行運転が開始されたことにより廃止されています。

年表

1934年（昭和9年）12月20日：中川町停留場として開業。
1947年（昭和22年）12月：新大工町寄りに移設、新中川町停留場に改称。
1988年（昭和63年）3月18日：蛍茶屋寄りに移設。
2010年（平成22年）3月22日：停留場に横断歩道とスロープを設置。

構造

新中川町停留場は併用軌道区間にあり、道路上にホームが設置されています。ホームは2面あり、東西方向に伸びる2本の線路を挟んで向かい合わせに配置された相対式ホームです。線路の北側が蛍茶屋方面行き、南側が西浜町・長崎駅前方面行きのホームです。

戦前よりホーム（安全地帯）が設けられている数少ない停留場の一つでしたが、安全地帯は戦時中に軍の命令により一度撤去されています。停留場には横断歩道橋が接続するほか、横断歩道も設けられています。歩道橋は近くの小学校に通う児童の安全を守るため、昭和40年代に設置されました。横断歩道は2010年（平成22年）に、歩道橋だけでは停留場の利用に不便であることから、利便性向上のため追加で設置されています。

利用状況

長崎電軌の調査によると、1日の乗降客数は以下の通りです。朝と夕方は近くの学校に通う学生の利用が多いです。

1998年 - 3,101人
2015年 - 2,700人

周辺施設

停留場の周辺は住宅街が広がっています。停留場の前には長崎市立伊良林小学校があり、近くには中学校や高校もあります。日本の近代医学の祖であるシーボルトの邸宅跡とシーボルト記念館は、停留場から徒歩15分ほどの距離にあり、当停留場が最寄りとなっています。

長崎市立桜馬場中学校
長崎県立鳴滝高等学校
* 瓊浦高等学校

隣の停留場

長崎電気軌道

蛍茶屋支線（□2号系統・■3号系統・■4号系統・■5号系統）

新大工町停留場（40） - 新中川町停留場（41） - 蛍茶屋停留場（43）

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